個性的なデッキが勝っていたので紹介します。さらなる拘束力!
プレイヤー:CALEBD デッキ:黒単デスクラウド
プレインズウォーカー(6)
4 ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil
2 最後の望み、リリアナ/Liliana, the Last Hopeクリーチャー(13)
3 大爆発の魔導士/Fulminator Mage
3 ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet
4 猿人の指導霊/Simian Spirit Guide
3 真面目な身代わり/Solemn Simulacrumソーサリー(7)
3 滅び/Damnation
4 死の雲/Death Cloudアーティファクト(10)
4 虚空の杯/Chalice of the Void
3 守護像/Guardian Idol
3 精神石/Mind Stone土地(24)
3 宝石の洞窟/Gemstone Caverns
4 変わり谷/Mutavault
15 沼/Swamp
2 ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth
60 Cardsサイドボード(15)
1 大爆発の魔導士/Fulminator Mage
1 滅び/Damnation
3 集団的蛮行/Collective Brutality
4 虚空の力線/Leyline of the Void
2 漸増爆弾/Ratchet Bomb
4 難題の予見者/Thought-Knot SeerThought-Knot Seer
強烈な効果に愛好者がいるカード、死の雲。
クリーチャー・土地・手札を同時に減らすため、すさまじいリセット効果が。大きなXで打てれば完全にゲーム展開が変わる大技。
そして、モダンで死の雲デッキと言えばマナ加速を搭載した黒緑が主流だけど、本リストは黒単でデスクラウドとしても珍しい構成。
単色化によって、ヴェールのリリアナ・大爆発の魔導士・カリタスなど黒マナが濃いカードを多く採用可能に。
事前に大爆発の魔導士で土地を壊しておけば、死の雲の威力はさらに向上。
また、カリタスは死の雲によって相手クリーチャーと同時に墓地送りにしても、トークンを出す効果は機能するので強力。盤面をリセットしつつ自分だけ2/2トークンで殴っていけると。単体で見てもメインから墓地利用デッキを対策できるのは環境に合っています。
そして、黒緑型との最も大きな違いが虚空の杯。
相手の土地が3個、そこで死の雲x=2を撃ったとします。相手の土地は1個残ってしまうけど虚空の杯x=1で1マナ域を封印していれば問題なし。
また、デッキ構造全体にも違いが。黒緑型には1マナの手札破壊スペルが多く入っていますが、ハンデスは死の雲を撃つ前は有効だけど撃った後には引きたくないカード。相手の手札は死の雲によって無くなっているはずなので。そこで1マナスペルの代わりに虚空の杯を採用することでトップデッキ勝負で腐るカードを減らす作戦。
黒単デスクラウドのアイディアは昔からあるようで、本リストとほぼ同じものがアメリカの大手ショップ「SCG」の2016年の記事で紹介されています。
しかし、環境的には高速化(=1マナカードの増加)・墓地利用の増加・トロンの増加という2019年3月現在のほうが黒単デスクラウドには有利かも? 眠っていたアイディアが環境変化によって再浮上する、これも下環境の面白さでしょう。
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