新カードの研究が続いているので紹介します。噛み合うクリーチャーを発見せよ!
デッキリストは2つともhttps://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/competitive-modern-constructed-league-2019-02-12より
くり返しライブラリーからクリーチャーを場に出せる主席議長ヴァニファール。自由度の高い能力であり、さまざまなリストが登場しています。
プレイヤー:ROGEDECKWINS
クリーチャー(31)
4 極楽鳥Birds of Paradise
3 跳ねる混成体/Bounding Krasis
2 水跳ねの海馬/Breaching Hippocamp
1 拘留代理人/Deputy of Detention
1 永遠の証人/Eternal Witness
2 鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker
1 台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks
4 貴族の教主/Noble Hierarch
1 幻影の像/Phantasmal Image
4 首席議長ヴァニファール/Prime Speaker Vannifar
1 漁る軟泥/Scavenging Ooze
1 スクリブのレインジャー/Scryb Ranger
1 豊潤の声、シャライ/Shalai, Voice of Plenty
1 呪文滑り/Spellskite
1 不屈の追跡者/Tireless Tracker
1 根の壁/Wall of Roots
1 森林の怒声吠え/Woodland Bellower
1 士気溢れる徴集兵/Zealous Conscriptsソーサリー(3)
3 異界の進化/Eldritch Evolutionインスタント(3)
3 召喚の調べ/Chord of Calling土地(23)
2 繁殖池/Breeding Pool
3 森/Forest
2 燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows
2 島/Island
4 霧深い雨林/Misty Rainforest
2 沸騰する小湖/Scalding Tarn
1 蒸気孔/Steam Vents
2 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
1 寺院の庭/Temple Garden
4 樹木茂る山麓/Wooded Foothills
60 Cardsサイドボード(15)
2 台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks
2 不屈の追跡者/Tireless Tracker
1 弁論の幻霊/Eidolon of Rhetoric
1 エレンドラ谷の大魔導師/Glen Elendra Archmage
1 戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War’s Wage
1 秋の騎士/Knight of Autumn
1 静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence
1 月の大魔術師/Magus of the Moon
3 流刑への道/Path to Exile
1 スラーグ牙/Thragtusk
1 最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll
こちらのリストで特徴的なのは豊潤の声、シャライ&呪文滑り
どちらも他のクリーチャーを守れる能力。先に出しておけばヴァニファールの即死コンボを妨害されにくくなります。
プレイヤー:PIGNORTON
クリーチャー(36)
4 とぐろ巻きの巫女/Coiling Oracle
1 詐欺師の総督/Deceiver Exarch
2 鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker
2 秋の騎士/Knight of Autumn
4 貴族の教主/Noble Hierarch
4 首席議長ヴァニファール/Prime Speaker Vannifar
1 イーオスのレインジャー/Ranger of Eos
4 反射魔道士/Reflector Mage
1 改革派の結集者/Renegade Rallier
4 修復の天使/Restoration Angel
2 漁る軟泥/Scavenging Ooze
1 スクリブのレインジャー/Scryb Ranger
1 涙の神/Teardrop Kami
3 スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben
2 不屈の追跡者/Tireless Tracker土地(24)
2 繁殖池/Breeding Pool
3 火の灯る茂み/Fire-Lit Thicket
3 森/Forest
1 神聖なる泉/Hallowed Fountain
1 島/Island
4 霧深い雨林/Misty Rainforest
1 平地/Plains
1 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
2 寺院の庭/Temple Garden
4 吹きさらしの荒野/Windswept Heath
2 樹木茂る山麓/Wooded Foothills
60 Cardsサイドボード(15)
2 弁論の幻霊/Eidolon of Rhetoric
2 ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg
2 聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft
1 イゼットの静電術師/Izzet Staticaster
4 流刑への道/Path to Exile
4 統一された意思/Unified Will
こちらのレシピはヴァニファール系でも独自性が高い印象。異界の進化・召喚の調べといったサーチスペルが不採用。これはスレイベンの守護者、サリアを優先した結果?
また、クリーチャーデッキに刺さる反射魔導士をフル投入。全体的に妨害役が多めに用意されています。
そして即死コンボ部分にも新しい工夫が。
涙の神は1マナのアンタップ能力クリーチャー。基本的にヴァニファールでは1マナクリーチャーを呼び出せないので(0マナトークンを生け贄にすれば1マナもサーチ可能ですが)、今までは無視されていました。
しかし、イーオスのレインジャーを経由すれば問題解決。イーオスのレインジャーはヴァニファールで簡単にサーチできるので、つまりは涙の神もサーチ圏内。レシピを見ると理解できますが、なかなか思い付くのが難しいアイディアでは。
動きとしては
3マナクリーチャー生け贄でイーオスのレインジャーをサーチ、貴族の教主と涙の神をサーチして場に出す
涙の神でヴァニファールアンタップ
貴族の教主→スクリブのレインジャー→詐欺師の総督
詐欺師の総督でヴァニファールアンタップ、イーオスを生け贄にキキジキ、無限トークン
つまり墓地を経由せずにコンボ成立。これは大きな利点です。
ヴァニファールデッキは性質的に
・多色デッキになるので幅広いクリーチャーが使える
・サーチできるので1枚差しでも機能する
という特徴が。幅広いモダンのカードプールから、どのクリーチャーをどれだけ採用するか。構築の自由度が高いだけにプレイヤーの創意工夫とバランス調整が光りますね。
みんなの感想
涙の神を使えば相方が3マナ一体だけの時だけでなく、相方が2マナ一体だけからでも戦場に森3枚あれば→総督→イーオス→教主と涙の神を素出し→スクリブ→結集者でスクリブ戻し→修復でスクリブブリンク→イーオスをキキジキにして無限修復で即死にいけますね・・・。
今まで水跳ねと徴収兵と怒声吠えと混成体が必要だった2マナ一体からの即死ルートと3マナ一体からの即死ルートが、2マナ追加で必要とはいえイーオスと涙の神のたった二枚だけで済むようになったのは物凄い改善ではないかと思います!
しかも涙の神は怒声吠えと違って手札に来ても何の問題も無くコンボにいけますし(怒声吠えも6マナ出ればいけますが^^;)、イーオスで涙の神持ってくる発想した元レシピの人は天才ですね。
相手への干渉手段としてサリア、反射魔導士は納得のチョイス
cip持ちが多く修復天がアド源であり無限コンボパーツにもなっているのは魅力的ですね
イーオスのレインジャー+涙の神は盲点だった、デッキの弱いコンボパーツがぐっと減ってるしおばさん並べての飛行賛美ビートまで狙えるのは優秀