意外な調整が入賞していたので紹介します。より汎用的な形に?
デッキリストはhttps://magic.wizards.com/en/events/coverage/gpatl18/9-32-decklists-2018-11-04より
プレイヤー:高橋 優太 デッキ:青黒フェアリー?
プレインズウォーカー(6)
3 精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor
3 ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veilクリーチャー(6)
4 瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage
2 呪文づまりのスプライト/Spellstutter Spriteソーサリー(8)
4 コジレックの審問/Inquisition of Kozilek
4 血清の幻視/Serum Visionsインスタント(12)
2 喪心/Cast Down
3 謎めいた命令/Cryptic Command
4 致命的な一押し/Fatal Push
2 英雄の破滅/Hero’s Downfall
1 呪文貫き/Spell Pierceエンチャント(4)
4 苦花/Bitterblossom
土地(24)
3 忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit
4 闇滑りの岸/Darkslick Shores
3 廃墟の地/Field of Ruin
3 島/Island
2 変わり谷/Mutavault
4 汚染された三角州/Polluted Delta
2 沸騰する小湖/Scalding Tarn
1 島/Swamp
2 湿った墓/Watery Grave
60 Cardsサイドボード(15)
1 呪文貫き/Spell Pierce
1 滅び/Damnation
1 見栄え損ない/Disfigure
2 仕組まれた爆薬/Engineered Explosives
2 否認/Negate
3 虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb
1 大祖始の遺産/Relic of Progenitus
1 呪文嵌め/Spell Snare
2 外科的摘出/Surgical Extraction
1 ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique
全体的にフェアリーの部族要素が薄いレシピ。苦花入りの青黒コントロールとも呼べそうです。
何と言っても霧縛りの徒党が不採用なのは注目すべきポイントでしょう。
フェアリーデッキならではの切り札ですが、大きな問題もあったカード
・場に出た時に他のフェアリーパーマネントを追放しないと強制的に生け贄にささげられてしまう
・他の4マナカードと競合する
本リストでは大胆にも霧縛りの徒党を不採用にすることで、より安定した4マナカードである精神を刻む者、ジェイスと謎めいた命令を多く使うことに成功しています。
また呪文づまりのスプライトも2枚と控えめ。打ち消し内蔵の便利なクリーチャーですが、リストを見るとカウンターよりハンデス・除去を優先している様子。
これらに対して堂々の4枚積みをされているのが苦花。確かに、他のフェアリーと組み合わせなくても強力なカードでしょう。2マナという軽さで飛行トークンを量産できるのは攻守ともに役立ちます。
他の部分だと、青黒コントロール系デッキにヴェールのリリアナが入っているのはやや珍しいでしょうか? 土地が伸びにくくなるのであまり採用されない印象。
しかし、強力な妨害力を持つカードなのは間違いありませんし、このデッキのフィニッシャーは2マナの苦花と言えそうなので土地が伸びにくくても大丈夫なのかも。苦花をおいてからヴェールのリリアナで妨害できれば、それで勝てそうです。
いまいち環境上位に食い込めていない青黒フェアリー、まさかの解決策は部族要素を減らすことだったのでしょうか。ちなみに使用者である「高橋 優太」選手は古くからフェアリーマスターとして知られている人。やはり、この調整が今のモダンにおけるフェアリーの最適解である可能性は高そうです。
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