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青赤ストーム、怒りの15枚アグレッシブサイド編! 【モダン調整記11】

青赤ストームの難しさ、それは主にサイド後にあります。

・墓地対策が増えて過去が使えない
・さりげなく減衰球を置かれる
・外科的摘出が飛んでくる
・巣穴でゴブリントークンを横展開しても意外と対処される

などなど……書いているだけで辛い。

しかし、逆に考えればこれらを解決すればプレイは一気に簡単になるはず。私は画期的なアイディアをひらめきましたよ! それは「勝ち筋を完全にズラす15枚アグレッシブサイド」!

まずリストを見ていただきましょう。

クリーチャー(8)
4 遵法長、バラル/Baral, Chief of Compliance
4 ゴブリンの電術師/Goblin Electromancer

インスタント
3 選択/Opt
1 有毒の蘇生/Noxious Revival
1 稲妻/Lightning Bolt
4 捨て身の儀式/Desperate Ritual
4 発熱の儀式/Pyretic Ritual
4 魔力変/Manamorphose
2 差し戻し/Remand
4 けちな贈り物/Gifts Ungiven

ソーサリー
4 血清の幻視/Serum Visions
4 手練/Sleight of Hand
2 ぶどう弾/Grapeshot
2 炎の中の過去/Past in Flames

土地(17)
4 島/Island
1 山/muntain
4 シヴの浅瀬/Shivan Reef
4 蒸気孔/Steam Vents
4 尖塔断の運河/Spirebluff Canal

サイド(15)
3 稲妻/Lightning Bolt
4 イオン化/Ionize
4 燃え上がる憤怒の祭殿/Shrine of Burning Rage
4 忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damned

メインは普通のストーム。特徴はサイドボードにあり。巣穴からの総出が入っておらず、一般的なリストと全然違うことは一目瞭然でしょう。

このレシピにおけるサイドボードは「15枚入れ替える」「メインそのまま」の2択だけ。細々した1枚ごとの判断は無し!

具体的には

out
3 バラル
4 捨て身の儀式
4 発熱の儀式
2 けちな贈り物
2 炎の中の過去

in
3 稲妻
4 イオン化
4 燃え上がる憤怒の祭殿
4 忌むべき者のかがり火

これが唯一のサイドプラン。単体では機能しないコンボ用パーツを抜いて、ドロー連打しつつ火力を投げつけていくバーン系デッキに変貌。

作戦の目的は相手の対策カードをすり抜けること。

・ストーム貯め
・墓地利用
・ゴブリントークン大量展開

これらの行動をすべて投げ捨てているため、いわゆるストーム対策はまったく効きかない構成。安らかな眠りも、イゼットの静電術士もすべて無駄ぁ! 相手がカード損&テンポ損している間に焼き殺してやりましょう。

ただし、どんな相手にもこのサイドが有効ってわけじゃないのでそこは注意。軽く回してみた結果、以下のようなデッキにはサイドしない方が良さげ。

・超高速デッキ(そもそもサイド後もストーム対策が飛んでこない。メインのまま速度勝負すべし)
・青系コントロール(ロングゲームになって瞬唱&謎めいた命令が機能し出すとアド差で負ける。ぶどう弾に賭けたほうがまだマシ。)
・白系ライフゲインデッキ(長期戦になるとライフ回復されすぎて焼ききれない。チャンスは瞬殺のみ)

というわけで、ぶどう弾で勝つ「メインモード」と火力を連打する「サイドモード」を使い分けながら戦うことにします。しっかりプランが練れたところで10試合やってみましょう。

勝敗 ゲームカウント サイドチェンジ(メ・サ)
ジャンド ×○○(2-1) メサメ
緑白無限頑強 × ○××(1-2) メササ
親和 × ××(0-2) メメ
バベル ○×○(1-2) メメメ
感染 × ××(0-2) メサ
ドレッジ × ××(0-2) メメ
白黒エルドラージ × ××(0-2) メサ
エメリアコントロール ○×○(2-1) メメサ
親和 × ○××(1-2) メササ
リヴァイアサンクエスト ○○(2-0) メメ

4勝6敗! 電波な発想にしては十分な結果。というか、巣穴を使って真面目にサイドボードしてた時と勝率が同じなんですがそれは……

感触としては悪くない感じ。まず、かがり火を奇跡コストで公開すると相手が「……!?」って雰囲気で数秒固まるのが楽しい(笑) そりゃ私だって青赤ストームから飛んで来たらビビります。

そして狙い通り相手の対策カードをスルー可能。エメリアコンの試合だと、安らかな眠り・安らかな眠り・減衰球・減衰球・亡霊の牢獄、と並べられて普通の青赤ストームなら絶対に勝てない状況からトップした奇跡かがり火x=12で焼き殺して勝ちましたし。

あと、プレイミスも誘発させまくり。プレミというか見抜けるはずもないんだけど。サイド後は電術士・ぶどう弾・ケチなどはまったく重要じゃない。しかし、相手はここに手札破壊・サージカルを撃ってくること多数。おかげで火力は割と残ってライフを削れました。

まぁデッキパワーとしては普通に巣穴プランのほうが上という印象。サイド後って青赤コントロールの下位互換みたいなリストなので。偽装工作して不意打ちしてるだけ。

強いとは言えないけど楽しかったので満足満足。これにて青赤ストームは完全終了、次回から違うデッキを使います。

 

……という予定でしたが、前回の記事に何やら気になるコメントが。青赤ストームを使うなら、「cws」というプレイヤーさんがとても参考になるとのこと。調べてみたら海外の人ですね。

さっそくブログを覗いてみます。

Adventuring Gear
Minimalism and M:tG Grinding

むむむむ!? 確かに、私が今まで考えていたのとはずいぶん違うサイドプラン……

動画も見てみましょう

Storm #1 (10/17/2018) | Modern

なるほど!?!?!?

あー、なるほどなるほどなるほど……そういうことだったのか。

やばいですね、めちゃめちゃ勉強になります。いや私の英語力は超低いので解説は理解しきれてないんだけど、それでも学びがありすぎる。

これは革命的大発見。教えていただきマジでありがたい……

私はリアルMTG友達がいない、MO専門プレイヤー。ブログにいただくみなさまのコメントは本当に貴重なアドバイスで助かっております。

というわけで、予定変更。次回も青赤ストームです。何をどう大発見したのかは、自分で試して理解してからお伝えしますよ~。

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