とても珍しい調整のデッキが勝っていたので紹介します。当たり前のはずのカードを使わない!?
デッキリストはhttps://magic.wizards.com/en/events/coverage/gppra18/9-32-decklists-2018-08-26より
プレイヤー:GUILLAUME WAFO-TAPA デッキ:ジェスカイコントロール
プレインズウォーカー(3)
3 ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominariaクリーチャー(3)
3 瞬唱の魔道士/Snapcaster Mageソーサリー(2)
1 至高の評決/Supreme Verdict
1 神の怒り/Wrath of Godインスタント(26)
4 謎めいた命令/Cryptic Command
4 電解/Electrolyze
3 論理の結び目/Logic Knot
1 マナ漏出/Mana Leak
1 否認/Negate
4 選択/Opt
4 流刑への道/Path to Exile
1 スフィンクスの啓示/Sphinx’s Revelation
4 熟慮/Think Twice
土地(26)
3 天界の列柱/Celestial Colonnade
3 廃墟の地/Field of Ruin
4 溢れかえる岸辺/Flooded Strand
2 氷河の城砦/Glacial Fortress
2 神聖なる泉/Hallowed Fountain
3 島/Island
1 山/Mountain
1 平地/Plains
3 沸騰する小湖/Scalding Tarn
1 蒸気孔/Steam Vents
3 硫黄の滝/Sulfur Falls
60 Cardsサイドボード(15)
1 瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage
2 否認/Negate
1 至高の評決/Supreme Verdict
1 削剥/Abrade
1 天界の粛清/Celestial Purge
2 儀礼的拒否/Ceremonious Rejection
2 払拭/Dispel
2 仕組まれた爆薬/Engineered Explosives
2 稲妻/Lightning Bolt
1 ヴェンデリオン三人衆/Vendilion Clique
本リストには定番中の定番、当たり前すぎるカードの稲妻がメインに採用されていません! モダンで赤いデッキを使うなら稲妻は前提条件と言えるほどですが……というか青白コントロールに赤を足してジェスカイにするのはそもそも稲妻を入れたいからだと思ってました。一応、サイドには2枚用意されていますけど。
使用者は強豪として知られるワフォ=タパ選手。個性的な調整はさすがと言えます。
他の部分も見ると、稲妻のらせんも不採用。そして空いたスロットに代わりに入っているのが4枚積みの電解と熟慮。これまた珍しいカード選択。
電解は一般的なリストだと2~3枚のところ4枚積み。まぁ、刺さるデッキには超強いカードですもんね。環境を読んだ結果なのでしょう。さらに熟慮の採用と合わせてみると、中盤のカードアドバンテージを重視したデッキ構造に見えます。
電解は5c人間・スピリットなどの小粒なアグロデッキ、熟慮は隙が少なく打ち消しにも強いので最近増えている青白・ジェスカイコントールを意識しているのでしょうか?
しかし、瞬唱の魔道士と火力を組み合わせたバーン戦略は細くなっていますから、勝ち筋は天界の列柱も利用したビートダウンが多そう。
当たり前だと思われている部分にも環境に合わせた改良の余地があったりするようです。
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