意外な構築が勝っていたので紹介します。除去カードを工夫する!
プレイヤー:PHANTASMALBEAR デッキ:青緑ミッドレンジ
クリーチャー(20)
2 極楽鳥/Birds of Paradise
1 エリマキ神秘家/Frilled Mystic
1 大いなる玻璃紡ぎ、綺羅/Kira, Great Glass-Spinner
2 台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks
4 貴族の教主/Noble Hierarch
2 漁る軟泥/Scavenging Ooze
1 瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage
4 タルモゴイフ/Tarmogoyf
2 不屈の追跡者/Tireless Tracker
1 ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Cliqueインスタント(16)
4 謎めいた命令/Cryptic Command
2 四肢切断/Dismember
2 論理の結び目/Logic Knot
2 マナ漏出/Mana Leak
2 心霊破/Psionic Blast
2 差し戻し/Remand
2 呪文嵌め/Spell Snareアーティファクト(2)
2 ヴィダルケンの枷/Vedalken Shackles土地(22)
4 植物の聖域/Botanical Sanctum
4 繁殖池/Breeding Pool
2 森/Forest
3 島/Island
4 霧深い雨林/Misty Rainforest
2 沸騰する小湖/Scalding Tarn
1 地盤の際/Tectonic Edge
2 新緑の地下墓地/Verdant Catacombs
60 Cardsサイドボード(15)
1 ヴィダルケンの枷/Vedalken Shackles
3 虚空の杯/Chalice of the Void
1 幻触落とし/Deglamer
2 仕組まれた爆薬/Engineered Explosives
1 瞬間凍結/Flashfreeze
3 引き裂く突風/Fracturing Gust
1 再利用の賢者/Reclamation Sage
1 広がりゆく海/Spreading Seas
1 外科的摘出/Surgical Extraction
1 歩行バリスタ/Walking Ballista
タルモゴイフ・漁る軟泥などの緑クリーチャーを、差し戻し・謎めいた命令といった青いスペルでバックアップ。
純正青緑のビートダウンデッキはモダンだとかなり珍しい印象。そして、この色構成で問題になりやすいのがクリーチャー除去。赤黒白と比べると、青も緑もクリーチャーを直接除去するスペルはほとんどなし。これが青緑2色だけのデッキがモダンで少ない理由でしょう。青には打ち消しがあるけど、そう都合よく全部カウンターはできないもの。
しかし、本リストは工夫によってクリーチャー除去を充実させています。まず四肢切断。
ファイレクシアマナによってライフペイで色マナ部分を支払えるのが便利。実質不特定1マナ、どんな色のデッキでも使えてしまうスペル。
次に心霊破。
インスタントで自由に飛ばせる4点火力は十分強力。それにしても青なのに火力スペル、しかも自爆ダメージ付き……? 実は1993年12月1日発売の「アンリミテッド・エディション」のカード。MTG最初期のスペルであり、色の役割が定まっていなかった時期だからこその内容。そして、これが2006年10月6日の「時のらせん」でタイムシフト再録されてモダンリーガルの範囲になっています。
さらに、ヴィダルケンの枷。
コントロールを奪うのは普通のクリーチャー除去より強力。相手が-1、自分が+1でカード2枚分のアド。くり返し起動できれば圧倒的優位に立てるはず。島の総数以下のパワーしか奪えないので大型クリーチャーには効きずらいのは注意点。
探してみれば青緑だけでも使えるクリーチャー除去は意外にあると。MTGの長い歴史が蓄積された下環境だと変則的なカードもいろいろ見つかりますね。
みんなの感想