今までは他人のデッキリストを紹介してきた私「イマ猫」。しかし、いつでも個性的なデッキが勝っているわけじゃなく少しネタ不足気味。それに他人の成果に便乗しているだけではブログとしても浅い。
やはり自分自身がガチ勢になって、自分のデッキを語れるようになるべきか……
目標としては公式に名前とリストを乗せること。まずは競技リーグ5-0、そして目標として宣言するならせっかくだしモダンチャレンジ1位を目指したいところ! まぁ言うだけならタダだし平気平気。というわけで新シリーズ「イマ猫のMODERN CHALLENGE挑戦記」。
さて、そうなるとデッキを選ぶ必要が。これまでの格安カジュアルじゃなくて金をケチらず本格的なやつを作りましょう。
勝ちたいなら現在のトップメタの青赤フェニックス……? もう少し長期間に見るなら安定感のあるトロン……?
いやしかし、根がカジュアル勢の私。どうせならオリジナリティのあるリストを載せてドヤ顔したいところ。このブログってそういうブログですし。おもしろデッキを紹介してくるくせにトップメタを完コピして効率一直線のプレイはどうなの?
加えて勝率的にもオリジナルデッキを使うのは必要な気がする。
・トップメタを使うとミラーが多発。そうなるとプレイングと微調整の勝負になる。私はそこまで上手くなれるのか? オリジナルデッキで分からん殺しワンチャンを狙う方が可能性高いのでは?
・自作レシピじゃないと愛着が持てず、練習にやる気が出ないのではないか。モダンはやり込み環境、デッキリストだけを完コピして浅いプレイをしても勝てなそう。環境的に最適でなくても良いプレイができるリストが必要では。
ふ~む、どんなデッキにすべきか。何かおもしろくて使ってて楽しいカードは……
そうやって私が悩んでいると1枚のカードが目に入りました。
出産の殻! サーチ! 即死コンボ! 絶対使ってておもしろいですやん! それに良い感じに強そう。
さあキーカードは決まりました。残りの部分をどうするか。まぁ公開当時から私以外の人も注目していて世間ではキキジキとの組み合わせが安定だと思われている様子。
なるほどねぇ、なるほど。確かに生物サーチときたらキキジキなのは分かりますよ。無限速攻トークン。
しかし、ヴァニファールは青緑。せっかくなら青緑だけの純正2色でシミックらしいデッキしたいところ。赤赤赤は手札に来た時に素出しするのが大変で、マナベースに負担がかかる。勝率という観点でも2色だけで済むならそのほうがいいはず。
でも青緑だけで即死させらえるのか。単なるビートダウンならトップメタに勝てずカジュアル止まり。青緑だけで即死コンボ、そんな都合のいいクリーチャーがいるのか?
探してみたらいるものですねぇ! 行けますやん! 即死コンボ、しかも特殊勝利! 私好みですよ~。侵入警報さえあればヴァニファールは使いたい放題。ちょっとシュミレーションしてみても1ターンに4体そろえるのは問題なし。
というわけで実際に組んで回してみたリストがこちら。
4 極楽鳥
4 貴族の教主/Noble Hierarch
4 絡み根の霊/Strangleroot Geist
1 漁る軟泥/Scavenging Ooze
1 スカーブの殲滅者/Skaab Ruinator
3 鉄葉のチャンピオン/Steel Leaf Champion
3 先端生物学者/Biovisionary
4 鏡像/Mirror Image
1 狩猟の統率者、スーラク/Surrak, the Hunt Caller
3 主席議長ヴァニファール/Prime Speaker Vannifar
4 侵入警報/Intruder Alarm
4 孵化+不和//Incubation+Incongruity
2 異界の進化/Eldritch Evolution
土地(22)
4 霧深い雨林/Misty Rainforest
4 繁殖池/Breeding Pool
4 植物の聖域/Botanical Sanctum
9 森/Forest
1 島/Island
サイド(15)
4 再利用の賢者/Reclamation Sage
4 台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks
4 ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker
3 漁る軟泥/Scavenging Ooze
証拠画像
基本コンセプトはヴァニファール+侵入警報。
この2枚に加えてクリーチャー1体いれば即死。コピーできる鏡像を使うのがテクニカルなドヤ顔ポイント。
絡み森の霊1体からでも鏡像を経由すれば4体の先端生物学者が出せる! う~ん、良い動きだ。
サブプランもしっかり用意。絡み森の霊・鉄葉のチャンピオン・狩猟の統率者、スーラクによるビートダウンプラン。
今日はラヴニカの献身実装当日。さっそく7試合ほど回してみましたよ。その結果は!? 全然ダメでした。
……これが全然ダメだったんですよ。弱い! 1勝6敗だったはず。
原因としては侵入警報が単体だと微妙すぎる。ヴァニファールが出てないと何もしない。コンボパーツだから4枚積みしたいけど重ね引きするとやばい。ビートダウンプランをやってる時にもノイズになりまくる。
しかもマナクリと相性が良さそうに見えて悪い。確かに複数回のアンタップが機能すれば1体のマナクリから多くのマナが出せます。
だけどアンタップ制限が致命的。自動的にアンタップしないので相手がノンクリーチャーだとこっちもアンタップしにくい。
1ターン:森、貴族の教主
2ターン:繁殖池、侵入警報
相手:ノンクリーチャーでターンエンド
3ターン:霧深い雨林から森、ヴァニファールが……出せない!? 貴族の教主がタップ状態のまま!?
という状況が起きるわけですよ。むしろマナクリが使いにくくなる。
侵入警報が使いにくいので毎回サイドアウト、そうなると連続サーチが不可能なので先端生物学者も毎回サイドアウト……つらたん。
どうにも可能性が見えません。残念だけど侵入警報ルートはいきなり終了です。やっぱオリジナリティがあるデッキで結果出してる人はすごいだと改めて実感。デッキ作り難しい。
実装当日にワクワクして組んで失敗作。悲しかったのでAmazonの欲しい物リストを置いておきます(強引に心の傷をふさぎにいくスタイル)。
しかし、思ったより強い点もありました。
・ヴァニファールはマナ不要なので、サーチから漁る軟泥を即連続起動できる。
・孵化+不和は便利。純正青緑デッキはかなり組みやすくなっている。不和で原始のタイタンを3/3バニラにして勝ったゲームとかもあった。
ヴァニファール&孵化不和による純正2色のシミックには十分な可能性がある感じでした。絡み森の霊・鉄葉のチャンピオン・スーラクによるビート戦略もサブプランとして悪くない。
というわけで次回は侵入警報抜きヴァニファール先端生物学者をお届けする予定です。本格的な練習の前に、そもそも相棒となるデッキが決まるのはいつの日か……
みんなの感想
出産の殻デッキにコンボ抜きのグッドスタッフ型が存在したように、ヴァニファールデッキも侵入警報抜きで形になるかも知れませんね。
毎日楽しませてもらってます。
乞食リスト公開で正体表したかって感じ