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貴族の教主 ~モダン最強のマナクリーチャー~

Noble Hierarch / 貴族の教主 (緑)
クリーチャー — 人間(Human) ドルイド(Druid)
賛美(あなたがコントロールするいずれかのクリーチャーが単独で攻撃するたび、そのクリーチャーはターン終了時まで+1/+1の修整を受ける。)
(T):(緑)か(白)か(青)を加える。

0/1

採用デッキ:緑系クリーチャーデッキの多く

モダン最強のマナクリだと思う。めちゃめちゃに強く、その分だけ高い。値段も「貴族」っぽくて嫌味。まぁこれで「貧民の守護者」みたいな名前なのに高価格だったら嫌味が倍増するけど。

まず1マナクリーチャーで緑白青の3色出るのが強い。多色デッキを安定させてくれる。ちょっと調べてみたけど2019年1月現在のモダン範囲内では、

・コストは自身のタップのみ
・1マナクリーチャーで複数色が出せる

という条件を満たすのは貴族の教主と極楽鳥だけの気がする。そもそもマナを出す部分だけでもトップクラスに優秀だってこと。

しかし、こいつの真価は賛美による戦闘支援。+1/+1と侮ることなかれ。こっちがラノワールのエルフ(1/1)をコントロールしてて、相手には永遠の証人(2/1)。「相打ちになるから殴ってこないやろ~」とか思ってたら、貴族の教主着地からの永遠の証人3/2パンチ! みたいな状況はめちゃめちゃ多いからね。理不尽を感じる。まぁ私も相手に向かってよくやってるけど。

そして賛美は場に出したターンから機能するため実質的に速攻持ちとすら言える。やばたにえん。

なおかつマナを出しながら戦闘に貢献するのが偉すぎる。特に序盤。MTGにおいて基本的にマナを出すのはタップ能力であり、マナクリを使う時は「マナを出すか? それともアタックするか?」という2択に悩まされるもの。マナを出すとアタックできない、アタックするとマナが出せない……だがこいつはマナを出してるのに打点を増やしてくるのである。そら強いすわ。

加えて当然ながら賛美は重複する。2体いれば+2/+2修整。やばたにえん!!

こうやって見ると戦闘に貢献しすぎである。マナクリは中盤以降に引くと弱いカードの代表格だけど、こいつは全然腐らねぇ。

また、パワーが0というのが役立つ場面も。具体的には罠の橋を超えられる

罠橋「手札は0枚だぞ!」
教主「無害なパワー0です……」
罠橋「よし通れ」
教主「ありがとうございます! 急に元気が出てきました!(教主2体並んでてパワー2パンチ)」

この詐欺臭い動きよ。いやまぁ私は教主を使ってる側だから楽しいんだけど、罠橋側は「ええ……」って感じだよね。

他の賛美持ちクリーチャーはモダンで活躍しているわけじゃなく、0/1の1マナクリに搭載された瞬間に超絶強カードになるってのはおもしろい化学反応だと思う。賛美と他の部分の噛み合いが良すぎた。

ここまでの話に加えて、クリーチャー・タイプが人間なのも強さを加速させている。5色人間を爆誕させた隠れた戦犯。

長らく「こいつがエルフじゃなくて良かったよ。部族シナジーまであったら手が付けられないからねHAHAHA!」みたいな感じだったのだが、最近は「お前なんで人間やねん……エルフのほうがマシだったわ……」と思わざるを得ない。

こいつがいなけりゃ5c人間は展開力も色マナの安定性も下がりまくりだし。いやまぁ、エルフだったとしてもそれはそれで絶対ヤバいんだけど。

最強の賛美クリーチャーが0/1だったり、部族シナジーが無いはずだったのにむしろ倍増だったり……世の中何がどうなるか分からんものですな。

みんなの感想

  1. 匿名 より:

    罠橋のくだりが面白すぎる

    カンパニーでこいつめくれても一応賛美あるから完全なハズレ枠にはならないのも強い

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