Walking Ballista / 歩行バリスタ (X)(X)
アーティファクト クリーチャー — 構築物(Construct)
歩行バリスタは、+1/+1カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。
(4):歩行バリスタの上に+1/+1カウンターを1個置く。
歩行バリスタの上から+1/+1カウンターを1個取り除く:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。歩行バリスタはそれに1点のダメージを与える。0/0
採用デッキ:トロン系、緑白ドルイドコンボ、鱗親和、ブリッジヴァインなど
カラデシュが生んだ超兵器。一見すると効率が悪くて使いにくく見えるが、実際は悪用法がありままくる。
まず基本的なポイントとして、プレイヤー&クリーチャーの両方にダメージを飛ばせるのがクッッッッッソ強い。偉すぎる。腐らない。このせいで汎用性がありすぎぃ。
また場に出した後でも自己強化できるのがクッッッソ強い。あまり噛み合ってない状況でも、4マナあれば1ターンごとにデカくなっていって普通に怖い。
ほっとけないので除去を打っても、対応してダメージをばらまいてから自殺してくる。うざい。マナクリとか焼かれると涙目。除去を打ちたくないクリーチャーベスト10には間違いなく入るでしょ。
その使い道の多さからモダンでも複数の環境上位デッキに採用されている。そして、デッキによって使い方が大きく違うのが特徴的。
まずはトロン系。8マナ出る状態ならx=4でキャストできて、場に出てからも2回ずつ大きくなれる。12マナ出るならx=6、毎ターン3回ずつ。高火力虐殺兵器としてあっという間に盤面を崩壊させて殺しに来る。トロンがそろう前に出してても自己強化で大丈夫! まぁxカードはビッグマナと相性がいいという、ある意味ではテキスト通りの素直な運用法。
次に緑白ドルイドコンボ。無限マナから、それを無限本体ダメージに変換するコンボパーツとして活躍。やっぱクリーチャーという探しやすいカードタイプから、殴らずに無限火力を叩きこめるのはすごい性能なんだよなぁ。
最近では鱗親和でも大暴れ。硬化した鱗・電結の荒廃者などのカウンタージナジーで急成長。噛み合うと、さっきまで2/2ぐらいだったのが10/10パンチ!からの本体10回飛ばして合計20点! とかやってくる。
さらにはブリッジヴァインにも採用されている。ここでは火力部分はおまけで、x=0で即死して黄泉からの橋を誘発させるのがメイン。なので他のxクリーチャーでもいいと言えばいい。
このように
・ビッグマナ
・無限マナ
・カウンターシナジー
・0マナで自殺できるクリーチャー
とデッキごとに色々な利用法をされているすごいやつ。モダン広しと言えど、1枚のカードがここまで多角的に運用されているのは珍しいのでは? 他にはちょっと思い付かない。マジすごい。超兵器すぎる……!
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