日本時間2019年3月1日、モダンプレイヤーにとっては驚きの超大ニュースが発表されました。
特殊セットの名前は「Modern Horizons」で、説明されたのは以下の内容。(画像はhttps://www.twitch.tv/videos/388229057より)
日本語に訳すと
・モダン使用可能(スタンダードを経由しない)
・新カード+現モダンの範囲外からの再録
・6月14日発売
・6月8~9日にドラフトプレリリース
・254種類のカード+ボックス購入特典(*再録カードとのこと)
・実店舗とMagic Online で買える
・MOでの発売価格は$6.99(≒約800円ほど)
合わせて2枚の新カードも公開されました。
陰謀団の療法士は自身以外のクリーチャー生け贄でもいいのが良いですね。1匹いればくり返し手札破壊できると。
さて、ここからはモダンプレイヤーである私「イマ猫」が特に気になった部分について書いていきます。第1に
・再録は現モダンの範囲外から
既存の高額カードが値下がりするってことは無さそう……
次に何と言っても
・スタンダードを経由せず、直接モダンリーガルなカードを増やす
という部分。これはとんでもない方針転換! 今までモダンのカードプールは全て「過去および現在のスタンダードで利用可能だったもの」に限定されてきましたが、それを変えてしまうと。
スタンを前提としたカード調整と、特殊セット用の調整は違うでしょう。つまり「スタンダードには収録できない、強すぎる・変則的すぎる効果を持つカード」がモダンに入ってきやすくなる。
そして、この変更はModern Horizonsだけの話とは考えづらい。今後はスタンダードを経由せずにモダンリーガルになる特殊セットが何度も発売されていくはず。とてつもない変化です。
メリットは
・カードプールの拡張速度向上
・おもしろい効果を持つカードの増加
そしてデメリット、というか不安なのは2点。
・環境変化のスピードが上がりすぎないか?
・ぶっ壊れカードによって環境が崩壊しないか?
モダンは年4回のスタンダード用エキスパンションだけでも十分な環境変化を続けてきました。例えば最近のセットを大ざっぱに見ても
アモンケット:療治の侍臣→ドルイドコンボ成立
破滅の時:虚ろな者→ホロウワン系デッキ成立
イクサラン:手つかずの領土&帆凧の掠め取り→5c人間爆誕。
ドミナリア:PWテフェリー→青白系強化
基本セット2019:至高の幻影→青白系スピリット爆誕
ラヴニカのギルド:弧光のフェニックス→フェニックス系デッキ爆誕
常に新しいデッキが誕生して、それによるメタゲームの推移もあったと。
スタンを経由しない特殊セットの参戦によって変化の幅がさらに大きくなり、何だかんだ上手く保たれてきたバランスが崩れやすくなるかもしれない。ここは少し不安です。
モダンは「強すぎるカードがあったら禁止すればいいじゃん?」というノリでやってきましたが、ぶっ壊れカードが大量流入して禁止改定が激増、なんてのはさすがに良くない展開でしょう。
かなりネガティブよりの意見になってしまいましたが、良かれ悪しかれ強い影響がある、モダンの歴史に残る大変更なのは間違いなし。
MTGアリーナでカラデシュ以降の新フォーマットを作る予定があるそうなので、その分だけモダンが現レガシーの立場に近づいたとも言えるかも。
何にせよ収録カードが気になりますね。再録枠からインベイジョンの蝕みとか来ないでしょうか!? 楽しそう。
あと新カードなら超強い2マナのゾンビロードが欲しい……!
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