黄泉からの橋が禁止に!(2019年7月8日) メタゲームへの影響を考える

ホガークヴァインの重要カード、黄泉からの橋が禁止されました。個人的には、まぁしょうがないな……、って感じですね。

2019年7月8日 禁止制限告知|読み物|マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト
世界中で2千万人を超えるプレイヤーとファンを持つ世界最高の戦略トレーディングカードゲーム、マジック:ザ・ギャザリングの日本公式ウェブサイト。

禁止の理由としては、まずホガークヴァインというデッキが強すぎたこと。引用すると

最近の週では、「ホガークヴァイン」はMagic Onlineで最もプレイされたデッキであり、次点の3倍以上、リーグで5-0を達成しています。 (中略) 特筆すべきは、1ゲーム目の勝率が約66%あることで、ほとんどのデッキがこれに対して大きくサイドボーディングする必要がありました。

他のデッキの3倍以上! これは禁止ですわ。

6月7日『モダンホライゾン』実装
7月8日禁止改定

わずか1か月の話であり、これはモダンとしては異例の速さ。GPなどの紙大会で猛威を振るってはいませんが、MOのデータだけで完全に禁止ラインであり今の環境でGPをやるのは無理という判断でしょう。

そしてホガークヴァインを弱体化させるために、特に黄泉からの橋が禁止指定された理由は

我々は《黄泉からの橋》が将来再びメタゲームの不均衡を起こす可能性が最も高いカードだと認識しました。なぜなら、《黄泉からの橋》は使うのにマナやその他のリソースがかからず、ライブラリーから普通にカードを引くことに依存しておらず、これのパワー・レベルはこれとシナジーを形成するカードに大きく左右されるからです。墓地とシナジーを持つ新しいカード・デザインが増えていくに連れて、再び問題を起こすデッキのキーカードになる可能性が最も高いのは《黄泉からの橋》です。

まぁ、確かにその通りでしょうな……

今回の禁止改定については個人的にやや不満はあります。禁止改定の内容自体は納得だけど、黄泉からの橋は6月7日実装の『モダンホライゾン』以前は適切なパワーレベルに収まっていたカードであり、直接的に環境を変えたのは新カードであるホガーク&狂気の祭壇だからです。

環境に悪影響を与えたのは黄泉からの橋ではなく『モダンホライゾン』と言えるわけで。「スタンを通さないモダン専用セットを出すよ!」という流れからメタゲームが崩壊して禁止カードが出ると、ちょっと微妙な気持ち。 おもしろい試みだとは思うけど副作用もきつかった。

しかし、どうせ禁止カードを出すなら黄泉からの橋が適切だとは思います。ホガーク・狂気の祭壇・黄泉からの橋、この中で1番怪しい性能をしているのは橋でしょう。

墓地にある時のみ機能する
場に出ても何の効果もない

MTG全体で見ても異端のデザインすぎます。マナコストが完全に意味をなしてない。さすがは『時のらせん』ブロックのカード。好き放題やってますねぇ(笑)

ブリッジヴァインという形でモダン制定当初から長く愛されてきた面白カードであり、それが『モダンホライゾン』のせいで消えるのは悲しい。しかし、冷静に見れば面白カードすぎて禁止されるのもしょうがないというか。0マナカードは悪い文明。

ちなみに、ネット上でも多くの人が指摘してますが、『時のらせん』ブロックにおいて黄泉からの橋は「タイムシフト」カードであり「未来から再録された」設定になっています。つまり、ある意味では「発売される前に禁止指定された」という意味不明な話に。ほんと『時のらせん』は自由すぎぃ!

さて、ここからは少し話題を変えて禁止改定後の環境変化を考えます。まず今までの環境を再確認。ここ1か月の個別カード使用率は

06/17 稲妻 流刑への道 信仰無き物あさり 血清の幻視 選択
06/24 稲妻 流刑への道 信仰無き物あさり 選択 血清の幻視
07/01 稲妻 流刑への道 信仰無き物あさり 虚空の力線 選択
07/08 稲妻 虚空の力線 信仰無き物あさり 流刑への道 思考囲い

虚空の力線が使用率2位とか世紀末すぎぃ。ホガークヴァインの大暴れっぷりよ。

そして、MTGGOLDFISHさんから2019年7月8日現在のメタゲームを引用すると1位~10位は

ホガークヴァイン
イゼットフェニックス
青白コントロール
エルドラージトロン
5c人間
赤単フェニックス
シャンド
ウルザソプターコンボ
感染
バーン

当たり前だけどホガークヴァインが1位だった。ここから何がどう変わるか? とりあえず緑単トロンは10位以内に戻ってくるはず。高速即死コンボであるホガークヴァインに狩られまくって衰退していたけど、苦手な相手がいなくなったので復活。また墓地対策の流れ弾で消えていたドレッジも増えるでしょう。

逆にイゼフェニ・エルドラージトロンは減ると見ます。イゼフェニはメイン外科的摘出、エルトロは虚空の杯&歩行バリスタ(x=0の自殺で相手の黄泉橋を追放できる)によってホガークヴァインをメタることで勢力を増していました。ホガークが消えると勝ちやすい相手が減ります。

個人的に今後のトップメタは青白コントロール&5c人間と予想。単純に両方ともデッキパワーがやばい。さらに苦手な相手も少ない。私自身は緑単トロンを使っていますが、この2デッキにはせいぜい5分、もしくはやや不利ぐらいな印象。MTGGOLDFISHのデータを見ててもホガークヴァイン前から緑単トロンは5位とかだったし。緑単トロンが増えても青白コントロール&5c人間のほうが勝つと予想します。

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