https://www.mtggoldfish.com/のデータから、環境の変化を考察します。5月3日に『灯争大戦』が発売。環境前期はどうのように推移したのか。
支配率上位10デッキの推移 | ||||
時期 | 2019年5月6日 | 5月13日 | 5月20日 | 5月27日 |
1位 | 赤単アグロ | エスパーコントロール | 赤単アグロ | 赤単アグロ |
2位 | スゥルタイミッドレンジ | エスパーミッドレンジ | エスパーミッドレンジ | エスパーミッドレンジ |
3位 | 白青アグロ | 赤単アグロ | エスパーコントロール | エスパーPW |
4位 | 赤緑ミッドレンジ | 青緑ネクサス | グリクシスコントロール | イゼットフェニックス |
5位 | ティムール荒野の再生 | 白青アグロ | バントミッドレンジ | バントミッドレンジ |
6位 | 青単テンポ | スゥルタイミッドレンジ | 白青アグロ | ジェスカイPW |
7位 | エスパーコントロール | 青黒コントロール | 青緑ネクサス | 白青アグロ |
8位 | 青緑ネクサス | グリクシスコントロール | イゼットフェニックス | 4c戦慄衆の指揮 |
9位 | 青赤ドレイク | 赤緑アグロ | 赤緑ミッドレンジ | グリクシスコントロール |
10位 | 赤t緑アグロ | バントミッドレンジ | スゥルタイミッドレンジ | 赤緑ミッドレンジ |
環境最初期は前弾から続いて赤単とスゥルタイが使用率上位。そこからエスパーコントロール(7位→1位)と青緑ネクサス(8位→4位)の時代が始まるように見えましたが……最終的には赤単アグロがトップメタに返り咲いています。
その他、イゼットフェニックスが復活している(圏外、圏外、8位、4位)のもおもしろい動きでは。
使用率上位10カードの推移 | ||||
時期 | 2019年5月6日 | 5月13日 | 5月20日 | 5月27日 |
1位 | 溶岩コイル | 思考消去 | ショック | ショック |
2位 | 稲妻の一撃 | 強迫 | 溶岩コイル | 時を解す者、テフェリー |
3位 | ショック | ドミナリアの英雄、テフェリー | 思考消去 | 溶岩コイル |
4位 | 強迫 | 薬術師の眼識 | 強迫 | 稲妻の一撃 |
5位 | ゴブリンの鎖回し | ショック | 稲妻の一撃 | 思考消去 |
6位 | 選択 | 溶岩コイル | ゴブリンの鎖回し | ゴブリンの鎖回し |
7位 | 否認 | 正気泥棒 | 時を解す者、テフェリー | 狂信的扇動者 |
8位 | 薬術師の眼識 | 時を解す者、テフェリー | 軍勢の戦親分 | 軍勢の戦親分 |
9位 | クロールの銛撃ち | ドビンの拒否権 | ドミナリアの英雄、テフェリー | ヴィーアシーノの紅蓮術士 |
10位 | 再燃するフェニックス | 選択 | ドビンの拒否権 | 覆いを裂く者、ナーセット |
今回はデッキごとより、個別のカードを見たほうが環境がよく分かりそう。青系カードが興味深い変化を見せています。
薬術師の眼識(8位、4位、圏外、圏外)⇩
ドミナリアの英雄、テフェリー(圏外、3位、9位、圏外)⇩
時を解す者、テフェリー(圏外、圏外、7位、2位)⇧
覆いを裂く者、ナーセット(圏外、圏外、圏外、10位)⇧
つまり、同じ青黒白デッキでも初期は薬術師の眼識&ドミナリアの英雄テフェリーによる低速コントロールだったのが、途中から時を解す者テフェリーを使う比較的軽量でPW多めの形に変化していることが読み取れます。
青緑ネクサスが圏外に消えたのも時を解す者、テフェリーが増えたから。荒野の再生からエンドステップに運命のきずなを撃つ動きを禁止。
一気に使用率が上がり新カードの中でも特に存在感のある時を解す者、テフェリー。このまま高い採用数を維持するのか要注目です。
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