スタン環境の変化　2018年12月24日～19年1月14日　【ラヴニカのギルド期】

https://www.mtggoldfish.com/のデータから、環境の変化を考察します。ラヴニカのギルド終盤、環境はどうなっているのか？

これは個人的に驚きの結果。環境最後になって黒緑ミッドレンジが衰退している様子（1位、1位、4位、5位）。安定感がありすぎる絶対的トップメタかと思ってましたが。MTGGOLDFISHさまの集計システムが急に変わったとかじゃないはず……また緑白トークンも明確に減少中。（2位、2位、3位、6位）。

代わって勝ち組なのが白系アグロ。ベナリアの軍司令を使う赤白ウィニーだけなく、タージク＆オレリアなども使う教導型ボロスアグロも登場しています。

個別のカードを見ても2019年になってから白の強さが目立ちます。そして、何と言ってもアダントの先兵（6位、6位、2位、1位）とベナリア史（3位、4位、3位、2位）の圧倒的使用率。白系デッキの中でもこの2枚こそが主役。

またトカートリの儀仗兵が急に増えているのも注目すべき（圏外、圏外、7位、3位）。メタゲームと合わせて見ると白系アグロが黒緑ミッドレンジを対策してトカートリの儀仗兵を増量した結果、勝ち負けが入れ替わったと言えそう。緑白トークンが減ったのも不和のトロスターニ＆敬慕されるロクソドンのEtBが封印されるからでは。

環境の最後になってメタゲームが回るとは意外。そして、逆に言えば黒緑ミッドレンジは対策すれば勝てる程度の強さだったと。他のデッキが何をどうやっても勝てないぶっ壊れではなかった。

私が表にしている大会結果を見ても黒緑ミッドレンジは勝ちすぎておらず、かなりバランスの良いスタンダード環境だったという印象。

企画を始めるタイミングが悪く、ラヴニカのギルド期についての環境分析記事はこれで終わり。次回はラヴニカの献身発売から約1か月後を予定しています。今の状況からメタゲームとカード使用率はどう変わるのでしょうか。楽しみですね。