https://www.mtggoldfish.com/のデータから、環境の変化を考察します。2019年1月25日の『ラヴニカの献身』から3カ月弱、環境末期はどう推移したのでしょうか。
支配率上位10デッキの推移 | ||||
時期 | 3月25日 | 4月1日 | 4月8日 | 4月15日 |
1位 | 青単テンポ | エスパーコントロール | エスパーコントロール | エスパーコントロール |
2位 | スゥルタイミッドレンジ | スゥルタイミッドレンジ | スゥルタイミッドレンジ | 白青アグロ |
3位 | エスパーコントロール | 青単テンポ | グルールミッドレンジ | グルールミッドレンジ |
4位 | 白青アグロ | グルールミッドレンジ | ティムール荒野の再生 | スゥルタイミッドレンジ |
5位 | ティムール荒野の再生 | 白青アグロ | 白青アグロ | ティムール荒野の再生 |
6位 | グルールミッドレンジ | ティムール荒野の再生 | 青単テンポ | 青緑ネクサス |
7位 | 赤t緑アグロ | 赤t緑アグロ | 赤t緑アグロ | 緑白トークン |
8位 | 緑白トークン | 赤単アグロ | 青緑ネクサス | 赤t緑アグロ |
9位 | イゼットフェニックス | ティムールネクサス | 赤単アグロ | 白単アグロ |
10位 | 赤単アグロ | 緑白トークン | 白単アグロ | イゼットフェニックス |
ここに来て、スゥルタイミッドレンジが衰退中!(2位、2位、2位、4位) 確かにここ1カ月半ほどは2番手に落ち着いていましたが、それでも4位にまで転落するとは……
やや器用貧乏な感じで、エスパーコントロールにも白青アグロにも有利が取れないのが原因でしょうか。デッキパワーは非常に高いものの明確に有利が取れる相手が少ないと。
また青単テンポが急減少(1位、3位、6位、圏外)。環境のトップメタとして対策されすぎた結果?
代わりにトップメタになったのがエスパーコントロール(3位、1位、1位、1位)。テフェリーのカードパワーがすごい。
環境前半ではまったく存在感のなかったグルールミッドレンジが3位にまで上がっているのも興味深い動き。3月24日に行われたGP京都でグルールが優勝したことがきっかけでしょう。
使用率上位10カードの推移 | ||||
時期 | 3月25日 | 4月1日 | 4月8日 | 4月15日 |
1位 | 否認 | 否認 | クロールの銛撃ち | 否認 |
2位 | 強迫 | 喪心 | 否認 | クロールの銛撃ち |
3位 | 溶岩コイル | 強迫 | 喪心 | 薬術師の眼識 |
4位 | 人質取り | 人質取り | 強迫 | 強迫 |
5位 | 喪心 | 薬術師の眼識 | 薬術師の眼識 | 溶岩コイル |
6位 | 選択 | クロールの銛撃ち | 人質取り | 稲妻の一撃 |
7位 | クロールの銛撃ち | 溶岩コイル | 溶岩コイル | 選択 |
8位 | 正気泥棒 | 稲妻の一撃 | 稲妻の一撃 | 敬慕されるロクソドン |
9位 | ショック | 思考消去 | 選択 | ゴブリンの鎖回し |
10位 | 薬術師の眼識 | ゴブリンの鎖回し | ゴブリンの鎖回し | ベナリア史 |
グルールミッドレンジの増加に合わせて、対飛行カードであるクロールの銛撃ちの使用率が急上昇(7位、6位、1位、2位)。
これが青単テンポが減った理由に見えます。そうなると「エスパーコントロールが青単テンポに勝った」ではなく
①緑系デッキがクロールの銛撃ちを増量
②青単テンポが減少
③今まで青単テンポに抑えられていたエスパーコントロールが増加
という流れ? デッキ同士の複雑な相互作用、おもしろいですね。
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