https://www.mtggoldfish.com/のデータから、環境の変化を考察します。2019年1月25日の『ラヴニカの献身』から約1か月、環境初期はどう推移したのでしょうか。
支配率上位10デッキの推移 | ||||
時期 | 2019年1月29日 | 2月4日 | 2月11日 | 2月18日 |
1位 | 赤単アグロ | スゥルタイミッドレンジ | スゥルタイミッドレンジ | スゥルタイミッドレンジ |
2位 | エスパーコントロール | エスパーコントロール | エスパーコントロール | 青白アグロ |
3位 | スゥルタイミッドレンジ | 赤単アグロ | 赤単アグロ | エスパーコントロール |
4位 | 青単テンポ | 青白アグロ | イゼットドレイク | 青単テンポ |
5位 | 青緑t黒ミッドレンジ | バントネクサス | 青白アグロ | イゼットドレイク |
6位 | 赤白ウィニー | 青単テンポ | 青単テンポ | 赤単アグロ |
7位 | 4cネクサス | エスパーミッドレンジ | 4cゲート | ゲートネクサス |
8位 | 青緑アグロ | 4cゲート | バントネクサス | バントネクサス |
9位 | 青緑マーフォーク | 青緑t黒ミッドレンジ | エスパー正気泥棒 | 白単アグロ |
10位 | 赤緑アグロ | 青緑アグロ | ティムール荒野の再生 | エスパー正気泥棒 |
データを見ると、やはりスゥルタイミッドレンジの圧倒的安定感に目を引かれます。3位、1位、1位、1位……完全なトップメタ。前環境の覇者だった黒緑ミッドレンジが、ハイドロイド混成体を取り込んでそのまま最上位を維持。
比べて2位~5位のtier2ラインはかなり群雄割拠という印象。デッキごとの順位が毎週入れ替わっている。とりあえず「スゥルタイミッドレンジがトップメタ」という部分だけが分かっていて、まだまだ環境の研究途中。
そして赤アグロは明確に減少中(1位、3位、3位、6位)。舞台照らし&批判化刺殺という分かりやすい強化パーツを与えられスポイラー時点から期待されていましたが、サイド込みでは対策されやすく勝ちきれない様子。
また前環境と比べると緑白トークン、ジェスカイコントロール、赤白系アグロは完全に消滅。当たり前だけど新エキスパンション追加による変化は大きいと。
使用率上位10カードの推移 | ||||
時期 | 2019年1月29日 | 2月4日 | 2月11日 | 2月18日 |
1位 | 否認 | 否認 | 否認 | 否認 |
2位 | 溶岩コイル | 溶岩コイル | 溶岩コイル | 強迫 |
3位 | ラノワールのエルフ | ラノワールのエルフ | 強迫 | ハイドロ混成体 |
4位 | ハイドロ混成体 | ハイドロ混成体 | ラノワールのエルフ | 溶岩コイル |
5位 | 培養ドルイド | 強迫 | ハイドロ混成体 | ラノワールのエルフ |
6位 | 成長室の守護者 | 培養ドルイド | ショック | 翡翠光のレインジャー |
7位 | ショック | 翡翠光のレインジャー | 翡翠光のレインジャー | 選択 |
8位 | 翡翠光のレインジャー | ショック | ブラスカの侮辱 | マーフォークの枝渡り |
9位 | 稲妻の一撃 | マーフォークの枝渡り | 軽蔑的な一撃 | ブラスカの侮辱 |
10位 | 強迫 | ビビアン・リード | マーフォークの枝渡り | 呪文貫き |
使用率トップはまさかの否認! 1位、1位、1位、1位という圧倒的使用率。環境に青いデッキが多く、青いデッキ同士がお互いの対策として使いまくっている様子。
そして新カードの中で唯一上位に食い込んでいるハイドロイド混成体。
4位、4位、5位、3位という非常に高いラインで安定。またクリーチャーの中では1番高い使用率であり、環境最強クリーチャーと言っていいでしょう。
スポイラー時点ではそれほど注目されていなかった記憶で、新カードの強さは実際に使ってみないと分からないものですねぇ。
唱えた時誘発なのが強いところ。これが着地誘発だったら、翡翠光のレインジャー・マーフォークの枝渡りと同じくトカートリの儀仗兵で止まっていました。
デッキとしてはスゥルタイミッドレンジ、カードとしてはハイドロイド混成体で始まったラヴニカの献身期。ここからどのように変化するのか、もしくはトップメタが最後まで独走するのか。これからの動きが気になります。
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