モダンの禁止カードを指定された日時が古い順に並べていきます。何となくモダンの歴史も分かるのでは。リストは2019年1月25日改訂に準拠。またカードに対する一言コメントは私「イマ猫」の主観であり、公式の声明ではないことをご了承ください。
古えの居住地/Ancient Den
大焼炉/Great Furnace
教議会の座席/Seat of the Synod
伝承の樹/Tree of Tales
囁きの大霊堂/Vault of Whispers
2011年5月19日、モダン開始当時から禁止。いわゆるアーティファクト土地。親和デッキの大暴れ防止。頭蓋囲い・エーテリウムの達人・電結の荒廃者などなど相性の良いカードが多すぎる。
頭蓋骨絞め/Skullclamp
2011年5月19日、モダン開始当時から禁止。なぜ2枚も引けてしまうのか……
金属モックス/Chrome Mox
2011年5月19日、モダン開始当時から禁止。3キルコンボを生み出す危険性大。
暗黒の深部/Dark Depths
2011年5月19日、モダン開始当時から禁止。ヨーグモスの墳墓、アーボーグ&吸血鬼の呪詛術士と組み合わせると、3ターン目に20/20飛行アタックでgg。この「ヘックスメイジ・デプス」が旧エクステンデッドで猛威を振るったため。
師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top
2011年5月19日、モダン開始当時から禁止。強さというより遅延対策。毎ターン並び変えてると試合時間がヤバい。
梅澤の十手/Umezawa’s Jitte
2011年5月19日、モダン開始当時から禁止。回復と除去でアグロを封殺しすぎる・性質的に先手ゲーを加速させる、などが理由だと思われる。
戦慄の復活/Dread Return
2011年8月12日、公式フォーマット化時点より禁止。ドレッジでナルコメーバ&黄泉からの橋と合わせて使うとやばすぎる。
垣間見る自然/Glimpse of Nature
2011年8月12日、公式フォーマット化時点より禁止。エルフデッキにおける3キルを防止するため。
超起源/Hypergenesis
2011年8月12日、公式フォーマット化時点より禁止。3キルコンボ防止のため。待機呪文の踏み倒されやすさはリビングエンドを見れば一目瞭然。
精神的つまづき/Mental Misstep
2011年8月12日、公式フォーマット化時点より禁止。相手の1ターン目の動きを0マナで妨害できるのはやばすぎる。しかも精神的つまづきを精神的つまづきでカウンターするのが1番効率良いため、全デッキが採用不可避。このカードを刷ったことが「精神的つまづき」。
石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic
2011年8月12日、公式フォーマット化時点より禁止。殴打頭蓋との組み合わせがアグロ殺し。この動きさえなければ禁止されるほどでもないけど、そもそも2マナでサーチ&踏み倒しは意味不明な性能。
猛火の群れ/Blazing Shoal
2011年10月1日禁止。感染デッキの3キル率が高すぎたため。実質的に修正値が2倍なのでしょうがない。
雲上の座/Cloudpost
2011年10月1日禁止。この日に「ミラディンの傷跡」が発売され、そこに収録されている微光地と合わせてるとウルザランドを上回る超絶マナ加速となるため。15マナのエムラクールさえ余裕の射程圏内。
緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith
2011年10月1日禁止。緑系クリーチャーデッキにおける採用率が高すぎたため。まぁ、この性能ならそうなるよね。
思案/Ponder
定業/Preordain
2011年10月1日禁止。青赤ストームの安定性を上げすぎていたため。血清の幻視より強いドロースペル、そう考えると確かにヤバい。
炎の儀式/Rite of Flame
2011年10月1日禁止。これも青赤ストームの3キル率が高すぎたため。1枚目は1マナが2マナに、2枚目は1→3、3枚目は1→4、4枚目は1→5。1ターン目から複数枚連打するともはや意味不明、禁止も納得。
罰する火/Punishing Fire
2012年1月1日禁止。燃え柳の木立ちとの組み合わせがタフネス2以下のクリーチャーを壊滅させていたため。
煮えたぎる歌/Seething Song
2013年2月1日禁止。今までの禁止改定を受けても、まだストームの3キル率が高すぎたため。
第二の日の出/Second Sunrise
2013年5月3日禁止。強さではなく、このカードを使ったコンボデッキ「サニー・サイド・アップ」が勝つまでに時間がかかりすぎたことが理由。
死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman
2014年2月7日禁止。ジャンドデッキの支配率が高すぎたため。それ以前に書いてあることが全ておかしい。「漁る渋面の極楽鳥」なんて呼ばれたりする。
時を越えた探索/Dig Through Time
宝船の巡航/Treasure Cruise
2015年1月23日禁止。 2014年9月26日発売の「タルキール覇王譚」収録カードで、わずか4か月で禁止。単純にドロースペルとして超性能すぎた。グルマグのアンコウも含めて、探査持ちの強カード率は異常。
出産の殻/Birthing Pod
2015年1月23日禁止。デッキの支配率が高すぎたため。カードプールが広がるごとに無限に強くなっていくタイプのカードと言える。
欠片の双子/Splinter Twin
2016年1月22日禁止。双子コンボの支配率が高すぎたことと、必要パーツ数が少なくあらゆる青赤デッキに搭載されていたため。豆知識として、エンチャントの禁止カードはこれ1種類のみ。
花盛りの夏/Summer Bloom
2016年1月22日禁止。アミュレットタイタンの3キル率が高すぎたため。最初は電波コンボあつかいだったのに、禁止を受けるほどの大暴れをするとは。モダンの可能性はすごい。
ウギンの目/Eye of Ugin
2016年4月8日禁止。エルドラージデッキが強すぎたため。欠片の双子が禁止され「さあ、これから新しいモダンの時代が始まる! 多様性が広がるはずだ!」とウィザーズもプレイヤーも思っていた。しかし、最初は電波デッキに見えたエルドラージが一瞬にして環境を荒廃させてしまった。背景ストーリー的には美しい展開だったと言える。
ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe
2017年1月20日禁止。Super Crazy Zoo・感染などの3キルコンボの安全確認と速度向上を兼ねていたため。ちなみにSuper Crazy Zooこそが2019年現在まで活躍している死の影系デッキの元祖であり、大げさに言えばこのカードが刷られていなければ今でも死の影は眠ったままだったかもしれない。
ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll
おもしろい経緯を持つカードで、2011年5月19日のモダン開始当初から禁止だったが、2015年1月23日に禁止解除され、2017年1月20日に再禁止。解禁からの再禁止はこのカードのみ。秘蔵の抱合体・安堵の再会などによってドレッジが強くなりすぎたため。やっぱりだめだったよ。
クラーク族の鉄工所/Krark-Clan Ironworks
2019年1月25日禁止。コンボデッキ「アイアンワークス」の支配率が高すぎたのと、マナ能力ゆえにルール的な複雑さが問題となった。2004年6月4日発売のカードが、約15年経って禁止。MTGの歴史もおもしろいもので。
以上35枚。
こうやって見ると、確かにやばいカードばっかり。禁止になるだけあります。ちなみに、ギタクシア派の調査・精神的つまずき・死儀礼のシャーマン・時を越えた探索・宝船の巡航・師範の占い独楽・頭蓋骨絞め、この7種はレガシーでも禁止。特に格上と言えるかも。やっぱりファイレクシアマナは悪い文明、というか0マナカードの危険性が高すぎる。
みんなの感想
ワンチャン定業解禁ないかな?w
めっちゃ値上がりしそうだけど