ヴァニファール調整記第3回。現在のリストはこちら。赤文字は前回からの変更点。
4 極楽鳥/ /Birds of Paradise
4 貴族の教主/Noble Hierarch
4 絡み根の霊/Strangleroot Geist
2 漁る軟泥/Scavenging Ooze
1 再利用の賢者/Reclamation Sage
1 月の大魔術師/Magus of the Moon
3 鉄葉のチャンピオン/Steel Leaf Champion
3 跳ねる混成体/Bounding Krasis
2 水跳ねの海馬/Breaching Hippocamp
1 狩猟の統率者、スーラク/Surrak, the Hunt Caller
3 主席議ヴァニファール/Prime Speaker Vannifar
2 鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker
4 孵化+不和//Incubation+Incongruity
4 異界の進化/Eldritch Evolution
土地(22)
4 霧深い雨林/Misty Rainforest
4 繁殖池/Breeding Pool
4 植物の聖域/Botanical Sanctum
2 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
7 森/forest
1 島/Island
サイド(15)
2 再利用の賢者/Reclamation Sage
4 台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks
3 ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker
1 漁る軟泥/Scavenging Ooze
1 月の大魔術師/Magus of the Moon
4 瘡蓋族の狂戦士/Scab-Clan Berserker
踏み鳴らされる地を1枚増やして赤マナ増量。サイドに月の大魔術師追加。そして、最も大きい点が瘡蓋族の狂戦士を採用したこと。
赤いデッキでそれなりに使われているカードで、このリストでも主に青赤ストームへの対策要員。隙を見て一発殴れればスペル系デッキを機能停止にできる。
とりあえず、このリストで20試合して結果を表にまとめてみました。
対戦相手 | 勝敗 | ゲームカウント | コンボ成立数 |
氷雪赤単ドラゴン | × | 0-2 | 0 |
ジャンド | ○ | 2-1 | 0 |
マーフォーク | ○ | 2-0 | 1 |
青黒ハートレス霊気貯蔵機コンボ | ○ | 2-1 | 0 |
青赤ストーム | × | 1-2 | 0 |
青赤ストーム | × | 1-2 | 0 |
マルドゥパイロマンサー | × | 1-2 | 1 |
アークライトレッド | ○ | 2-1 | 0 |
ジェスカイコントロール | × | 0-2 | 0 |
マーフォーク | × | 0-2 | 0 |
ウルザトロン | × | 1-2 | 0 |
エスパー御霊の復讐 | ○ | 2-0 | 1 |
青緑カウンター | ○ | 2-0 | 1 |
マーフォーク | × | 1-2 | 1 |
ジャンド | ○ | 2-1 | 0 |
4cトラフト | × | 0-2 | 0 |
青黒デルバー | ○ | 2-0 | 1 |
赤緑硬化した鱗アグロ | × | 0-2 | 0 |
白緑オーラ | ○ | 2-0 | 1 |
予言によりキキジキリビエン | × | 0-2 | 0 |
というわけで、
9勝11敗
ゲームカウント23:26
即死コンボで勝ったゲーム7
う~ん、負け越したのは残念。しかし、デッキの完成度も私の実力もまだまだ未熟。こんなところでしょう。現時点ではカジュアル止まり。最速キルターンが4なのに妨害要素が薄すぎて青赤ストームに確殺されます。たぶん親和・感染などと戦っても瞬殺2タテ。
一応、瘡蓋族の狂戦士は期待通りの働き。青赤ストームから取った2ゲームは両方ともこいつ。ただし構造的にガン不利なので、メインで瞬殺される→サイド後先手2ターンに瘡蓋族の狂戦士でアタック高名達成→3ゲーム目瞬殺される、という流れ作業。
そして発見したことが多くありました。まず、このデッキはビートダウンで勝つのが基本だってこと。勝ったゲーム23のなかで無限トークンで決めたのはわずが7。コンボがそろわなくても意外と勝てるし、コンボは意外とそろわない。
デッキの勝ち筋は3種類で
メイン:ビートダウン
サブ①:キキジキ無限トークン
サブ②:月の大魔術師による土地縛り、からの相手投了
という考え方が良さそうです。絡み根の精霊・鉄葉のチャンピオン・スーラクなどで殴り倒すほうが多い。コンバットが上手くなる必要ありますね。そして月の大魔術師を置いて封殺したゲームが5回ぐらい。月つえええ!
さて、ここからが本題です。今回20マッチしている間に現リストの構造的大問題を発見しました。まず↓の表をご覧ください。サイド込みでデッキの中の色マナソース(フェッチ含む)とマナシンボルを数えたものです。
マナソース数 | マナシンボル数 | |
青 | 21 | 12 |
赤 | 10 | 16 |
バランス悪すぎぃぃぃ!!!!!
赤マナのほうが必要数多いのにマナソースが10しかない。確かに、サイド後に瘡蓋族の狂戦士が手札で腐る場面もありました。まぁ、実際には月の大魔術師で自分の特殊土地も山にできるのでもう少し赤マナ出しやすいですけど……それにしても調整ミスすぎる。
最初は純正青緑のシミックヴァニファールとしてデッキを組んだので、その影響で赤マナソースが少なすぎた。
そして、問題はこれだけじゃない。相手が高速すぎる場合は重いキキジキを抜いて対策カードを入れるゲームも出てきます(例:バーン)。しかし現状入っている青いカードはすべてコンボパーツであり、キキジキを抜いた瞬間に大きく弱体化。コンボしないなら青いカードは0枚でいい。つまり優先度は緑>赤>青。
このデッキは根本的に緑赤t青なんです。今までは緑青tキキジキという意識でしたがこれは間違い。マナソース数だけの話ではなく、そもそも勝ち筋として青いカードはサブプラン要員にすぎない。サイド後は気兼ねなく月の大魔術師がおけるように青いカードを極力減らしたいゲームが割とある。繁殖池、植物の聖域を気にして月が置けないパターンをなくすべき。
感触としてはメインから月の大魔術師2、瘡蓋族の狂戦士1にしたい。緑赤t青という視点でデッキを構築すべきだと分かりました。
最後にサイドカードとして欲しいと思ったのがイゼットの静電術士。
今のリストだと極楽鳥しか飛行持ちがいないので、未練ある魂がつらすぎる。その他コンバットトリックにも使えそうだし。速攻だから異界の進化・ヴァニファールで出した瞬間に動けるのがすばらしい。減らすのはファイレクシアの破棄者1、そして瘡蓋族の狂戦士1をメインに移せばサイドが2枠空く計算。
今回の話をまとめると
・最速4キルなのに妨害要素が薄い。現時点ではカジュアル止まり
・メインの勝ち筋はビートダウン
・赤マナソースが少なすぎた
・メインサイド共に月の大魔術師で困らない構造にすべき。青マナが出なくても戦えるように
・イゼットの静電術士が欲しい?
次回は緑赤t青で再構築したキキジキ型ヴァニファール1.5。とりあえず1つの完成形になる予定、少なくとも致命的すぎる欠陥は消えるでしょう。
みんなの感想
野生の律動入りのヴァニファールとMOで当たりましたがなかなか将来性がありそうでしたのでご報告いたします。
マナクリやサーチ先が速攻持てたり、キキジキが稲妻圏内から逃れたり、対コントロールの性能が上がったりと至れり尽くせり
トーナメントレベルへのブラッシュアップ頑張ってください