2019年1月25日発売の「ラヴニカの献身」。どんなカードが使われているか、モダン環境に与えた影響について書いていきます。
カジュアルまで含めるとカオスになるので、基本的にガチの競技環境についてのみ言及。なお環境については2019年3月12日現在を前提に書いています。年月が進むとカードの使用率が変わったりもしますが、そこはご了承ください。
公式カードリスト
思ったより使われなかったカード
フルスポ時点での私の予想より使用率が低かったもの
魔性
グリクシスコントロールに入いるんじゃね~? と思ったが入りませんでした。やっぱ3マナは重いしわっくが無いかぁ。
生術師の使い魔
訓練場と合わせた8訓練場デッキはそこそこ強いデッキになると予想してましたが……まったく影も形も見かけません。
リックス・マーディの歓楽者
ワンチャンあると思ったけど、これまた全然見かけない。ただし就職先だったはずのマルドゥパイロマンサー自体が激減しているので、マルパイが増える環境になったら使われるようになるかも。
オルゾフの簒奪者、ケイヤ
こいつをメインから大量採用した墓地追放デッキが誕生するのでは? と思いましたがそんなことなかった。
主席議長ヴァニファール
ちょこちょこマジックオンラインで5-0してるので、使われてないってほどでもない? しかし発売前の「環境上位に食い込むんじゃね?」「殻の後継者として暴れそう」という予想は完全に下回っている。現在のところ大会での目立つ実績は無し。ただし、カードプールが増えれば増えるほど強いカードなので長期的にはまだまだ可能性がありそう。
燃えがら蔦
バーンのサイドに安定だったはずなのに……まぁ、これは1番効きそうなアイアンワークスが禁止改定で消えたちゃったのが大きい。燃えがら蔦くんは悪くない。
アゾリウスの造反者、ラヴィニア
絶対5c人間で使われると思ったんだけどなぁ。私だけじゃなく、多くの人がそう考えてましたよ。しかし実際にはサイドまで見ても全く不採用。世の中分からないものです。
ちなみに、私の発売前フルスポイラー感想記事はこちら
よく使われているカード
拘留代理人
バントカラーの集合した中隊デッキで2~3枚ほど使われている。テキスト通りの強力な除去性能。
水底の生術師
個人的に見逃してたカードその1。マーフォークの1マナ域として新たな定番になってる。対戦してても確かにルーティングは便利そう。
雷電支配
個人的に見逃してたカードその2。踏み倒し手段として優秀で、青赤系リビングエンドを誕生させガルガドンバランスも強化した。mo5-0レベルならけっこう使われている。
プテラマンダー
デルバーデッキで使われるのでは? と予想してたら青赤フェニックスに採用された。おかげで競技環境でもよく出会う。
批判家刺殺
まぁ前評判通りバーンに就職。1マナ3点火力は強い。
舞台照らし
こちらもバーンで使われてると予想されたが、バーンでの採用率はいまいち。代わりに赤単フェニックスという新しいアーキタイプを成立させ、元気にスペルを水増ししている。
1番大きな環境の変化としては批判家刺殺によるバーン強化でしょう。逆にラヴィニアは5c人間を強化しなかったし、ヴァニファールは環境を動かすほどの影響力がありませんでした。
モダン的にはそこまで変化が大きくないセットだったでしょうか? いやまぁ、青白系スピリットを爆誕させた基本セット2019、青赤フェニックスを爆誕させた上にドレッジを超強化したラヴニカのギルドがおかしかっただけで毎回環境激変しすぎても困るんですけどね。
前のセット:ラヴニカのギルド
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