青白コントロール　～6マナからの大逆転～

サンプルレシピはhttps://magic.wizards.com/en/events/coverage/gpsto18/tournament-resultsより

プレイヤー：RASMUS ENEGREN　成績：7位（GP　STOCKHOLM 2018 ）

この記事を書いている2018年11月20日現在、モダンにおけるコントールと言えばこれ！　という感じのデッキ。

色の相性が良くスタンダードでもお馴染みのアーキタイプ。当然モダンでも古くから存在したが上位に食い込んできたのは最近の印象。

廃墟の地：2017年9月29日発売のイクサラン
精神を刻む者、ジェイス：2018年2月19日禁止解除
ドミナリアの英雄、テフェリー：2018年4月27日発売のドミナリア

このように1年ほどで根本からデッキが強化されている。

当然ながらmoでも使用者が多くローグアグロ使いとしては憎き相手。2018年に入ってから全除去として至高の評決だけでなく終末を4枚入れたタイプが登場。

さすがに4枚入っていると引く率も高く、「とりあえず先行4ターン目までにライフ削って評決で流された後に最後の一押しかな～」とか思っていると相手の後手2ターン目に終末を引かれて『あ、引いた。それなら奇跡でとりあえず流しとくか』ぐらいの軽いノリでふっ飛ばされてプラン崩壊することも割と経験済み。

あと最近はメインから機を見た援軍まで入ってる絶対アグロ殺すリストもあって困る。メイン援軍とかむしろ青白側からの殺意が鋭すぎ。メインで打たれるとちょっと理不尽を感じる。

そしてpw2種も非常に強い。出されるとつらたん。精神を刻む者、ジェイスはドロー引増ししながら終末を積み込んでくるしテフェリーも引き増ししながら除去とカウンターを構えまくってくる。基本的に出した返しに落とせないとgg。一応粘ってみるが相手の手札がもりもり増えるしこっちの動きは妨害されまくり。トップしたカードをキャストして見るが通らない。つ～ら～た～ん。

加えて基本的なフィニッシャーとなる天界の列柱も激強い。モダンにおけるミシュラランド最強の呼び名が高いと思う。4/4飛行は攻守ともに活躍。アグロとしては「フルアタックすればライフを削れるのは削れるが列柱にブロックされて1体が返り討ち、さらに次のターンでも同じ展開……倒しきれないかぁ」という場面が頻発。モダンで3/4以下のPTは信頼できないな～と感じる原因。そしてテフェリーがいる時はかなり気軽に殴ってくる。

もちろん瞬唱の魔導士と謎めいた命令の青コンビもつよつよのつよ。インスタントタイミングで妨害しまくってくる。

至高の評決・謎めいた命令が動き出す土地4枚が黄色信号で、天界の列柱と謎めいた命令+瞬唱の魔導士が始まる6マナまで行くとまぁｇｇ。「土地5枚ならまだ行ける、土地置かないで～！　ああ……」ってのはみんな経験するよね。

アグロデッキを使って対戦してると「すげーデッキだなぁ。パワーカード満載。これがモダンだ……！」という謎の感動。運よくひき殺せたゲームは嬉しい、そしてマッチでは当然負ける。

こんな強デッキでもウルザトロンなら有利を取れるらしい。あと5c人間・バントスピリットも青白を妨害しつつ殴り倒してたりするのを見かける。モダンの魔境っぷりよ。