ウルザトロン ~モダンの大怪獣~

サンプルレシピはhttps://magic.wizards.com/en/events/coverage/gphk18/tournament-resultsより

プレイヤー:XU FEI 実績:GP香港1位

プレインズウォーカー(5)
4 解放されたもの、カーンKarn Liberated
1 精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon

クリーチャー(10)
3 ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine
4 歩行バリスタ/Walking Ballista
2 絶えざる飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hunger
1 世界を壊すもの/World Breaker

ソーサリー(8)
4 古きものの活性/Ancient Stirrings
4 森の占術/Sylvan Scrying

アーティファクト(18)
4 忘却石/Oblivion Stone
4 探検の地図/Expedition Map
4 彩色の星/Chromatic Star
4 彩色の宝球/Chromatic Sphere
2 大祖始の遺産/Relic of Progenitus

土地(19)
4 ウルザの塔/Urza’s Tower
4 ウルザの魔力炉/Urza’s Power Plant
4 ウルザの鉱山/Urza’s Mine
5 森/Forest
1 ウギンの聖域/Sanctum of Ugin
1 幽霊街/Ghost Quarter
60 Cards

サイドボード(15)
3 スラーグ牙/Thragtusk
1 墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage
2 次元の歪曲/Spatial Contortion
3 自然な要求/Nature’s Claim
3 難題の予見者/Thought-Knot Seer
1 世界のるつぼ/Crucible of Worlds
1 約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised End
1 呪文滑り/Spellskite

*マナカーブについてはバグってますね↑

トロンと言ってもいろいろあるけど、ここでは特に数の多い緑系トロンについて

数あるモダンデッキの中でも特に大きな存在感があるすごい奴。昔から安定して使用されていて長老的なポジション。

やはり3ターン目に7マナでるのはインパクト絶大。マナ出すぎじゃない? 何で土地3枚から7マナ出てるの? ここ最近のスタンでは決して許されない動きであり何とも下環境的な味わい深さ。

そして超マナ加速から重量級カードを叩きつけまくってくるのが超強い。ワームとぐろエンジン、カーン、ウギン……1枚1枚がえぐすぎる。

いやまぁ、こいつらがちゃんと6ターン目以降に出てくるならマナコスト相応でしかないとは思うけどね……3、4ターンの動きとしてはやばたん。

そしてクリーチャー以外のパーマネントに干渉できるカードが多いのも強み。忘却石、ウラモグ……どんなデッキとも安定した戦いが可能。普通のコントロールならノンクリーチャーデッキに当たると全体除去などが腐ってしまうが、その心配も無し。ばっちこい。

おかげでかなりのローグデッキ殺し。アーティファクトデッキ! エンチャントコンボ! みたいなデッキを作ってトロンに粉砕されるのはカジュアルデッキメイカーあるあるだと思う。つらたん

ビッグマナ戦略として非常に安定感があるのも特徴。直接的なコンボパーツは土地だけなので手札破壊・カウンター・クリーチャー除去で妨害できない。しかも3種4枚づつなので1枚2枚破壊されても立て直せる。

モダン環境は広いからマナ加速自体はいろいろと方法があるのだけど

・ニクスの神殿、ニクソス(パーマネントとニクソスがそろわない、ニクソス破壊されまくり)
・マナ加速オーラ+土地アンタップ(土地破壊とクリーチャー除去の両方が刺さる)
・マナクリを並べまくる(クリーチャー除去に弱すぎる)
・マナファクトを並べまくる(ファクト破壊に弱すぎる)

などなど……どれもめちゃめちゃ妨害されやすい。試してみたからこそ実感するけどトロンってすげぇ完成度高いデッキ。「トロン以外のビッグマナを組んでやるぜ!」と思って挫折するのもカジュアルデッキメイカーあるあるでしょ。

つねに環境最上にいるデッキなので他のデッキは対策カードを積みまくり。血染めの月、大爆発の魔導士、儀礼的拒否などなど……それでも結局は上位に居座り続けるモダンの大怪獣。3ターン目カーンという速さ、忘却石というトロン成立に依存してないリセットボタン、カウンターとか手札破壊しててもうっかり1枚通るだけで盤面がひっくり返るカードパワー。やっぱつええっすわ。

理不尽感すらある必殺技を多く持つデッキなので、好きじゃない人も割といる印象。しかしモダンの多様性・可能性を高めている貴重な存在とも言える。

というのも下環境の多くのデッキは「軽くて強いカード」を使うデッキが基本。せいぜい3マナ。4マナ以降は重いと敬遠されがち。比べるとウルザトロンなら6マナ以上のカードも採用できる。

ウルザトロンが無かったらカーン、ウギン、ワームとぐろエンジンなどはカジュアル用のファンカードで終わっていたと思う。スタン落ちした重量級カードに可能性を与える数少ないデッキ。

ちなみにゲーム内だけでなく背景ストーリー的にも大惨事なデッキでもある

ウルザ関係(ウルザ土地、カーン)
ファイレクシア(ワームとぐろエンジン)
エルドラージ(ウラモグ、世界を壊すもの、古きものの活性)
ウギン

やばすぎぃ!? 超まがまがしいメンバーがそろい組。ウルザ土地からファイレクシア製のワームとぐろエンジンが出てくるとか美しいフレーバーだなぁ(白目)

最後にゲーム部分の話に戻ると、ここまで高性能なデッキながらレガシーでは全然使われていない。レガシーではモダン禁止になった雲上の座が使えるので……あっちは土地4枚で16マナとか出せるさらなる超絶マナ加速土地。もはや意味不明、モダン禁止も納得。トロンを超える土地があるとはMTGの歴史は長く深い。

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