2019年5月3日発売の『灯争大戦』。どんなカードが使われているか、モダン環境に与えた影響について書いていきます。
カジュアルまで含めるとカオスになるので、基本的にガチの競技環境についてのみ言及。なお環境については2019年6月28日現在を前提に書いています。年月が進むとカードの使用率が変わったりもしますが、そこはご了承ください。
公式カードリスト
思ったより使われなかったカード
フルスポ時点での私の予想より使用率が低かったもの
増殖ギミックを活かした強デッキが生まれる気がしたけど、そんなことはなかった。
黒単メガハンデスに採用されたのは予想通り。しかし、12ラックになってもカジュアル止まりの様子。
変わり谷と入れ替えるデッキもあると思ったけど全然見かけない。まぁ、考え直してみれば変わり谷を使うデッキ自体が少ないし、谷を使うデッキは部族が多かったと。
発売直後はマルドゥパイロマンサーでお試しされていたが、どうにも安定就職ではなかったらしい。たまにイゼットフェニックスのサイドに採用されていたりはする。
BG系でも使われていない。ただし、仮想敵の呪禁オーラ自体が消えてるので、また環境が変われば対策カードとして採用率が上がるかも。
mo5-0レベルならウィザード部族デッキなど多くのデッキに採用されているけど大会ではまったく実績なし。う~ん、特に強そうに見えたんだけどなぁ。
青系デッキのサイドに少し入ってたりはするけど……墓地対策として3マナは重すぎたか。
ちなみに、私の発売前フルスポイラー感想記事はこちら
よく使われているカード
グリセルシュートで追加の踏み倒し要因として就職。こいつ自身が伝説なので御霊の復讐でも釣れると……確かに噛み合っている。
エルドラージトロン&緑単トロンで1~2枚ほど採用されている……けれども環境に与えた影響は予想よりずっと少ない感じ。刺さると思った5c人間は今でも元気に大暴れ中。私自身が緑単トロンで使ってみたけど起爆している余裕がない。劣勢を返すというより、余裕があるときに先置きしておいて優位を固めるカードだったと。
イゼットフェニックス&赤単フェニックスでメインから1~2枚。ただし、これも思ったほど「強い!」という雰囲気でもない。フェニックス系デッキはこのカードが来る前から強かったし、あまり違いを感じないというか。意外と地味なカードだった。
青白コントロールで活躍中。予想通りof予想通り。
緑白ドルイドコンボに採用。これも順当な結果。
緑単トロンでメインから3~4枚! 私の予想を大きく上回ったカード。「緑単トロンが対アーティファクトデッキに使うサイド要員」だと考えていたらメインに4積みされるとは……緑トロンのデッキ構成を大きく変えてしまったすごい奴。私が電波コンボだと思っていたマイコシンスの格子コンボも普通に飛んできまくる。また、アミュレットタイタン・ドルイドコンボなどマナ加速を多用する他のデッキでも割とメインから採用されているのも予想外。
青白コントロールなど。ストーム系に対するサイドカードだと予想したら、むしろメインから使われまくり。アドを取りながら自然とフェニックス系デッキ・青白コントロール同系を対策できるのは強かったか……
これも私の予想をはるかに超えたカード。まず青白コントロールのメイン1~3枚。カウンター合戦になるコントロールミラー対策。次に、ドルイドコンボ・サヒーリフェリダーなどのコンボデッキ。相手からの妨害封じ。事前に考えていた以上に「自分のコンボを守るパワー」が高かった。やっぱインスタントを封じられるとMTGとしての動きがめっちゃ辛くなるすんねぇ。
総合的に見て、1番大きな環境変化はテフェリー&ナーセットによる青白コントロールの強化。カーンによってトロンも強くなった気はするけど、それよりも青白コンの伸びがすごい。
長期的にみるとテフェリーのコンボ守り、カーンのシルバーバレッドが影響大きい気がします。両方ともカードプールが広がるごとにさらに強くなりそう。
前のセット:ラヴニカの献身
みんなの感想
コントロールが強くなることはいいことだ
戦慄衆の秘儀術師は、1マナのカードがもっと多いレガシーが就職先だったみたいですよ。