2018年10月5日発売の「基本セット2019」。どんなカードが使われているか、モダン環境に与えた影響について書いていきます。
カジュアルまで含めるとカオスになるので、基本的にガチの競技環境についてのみ言及。なお環境については2018年12月17日現在を前提に書いています。年月が進むとカードの使用率が変わったりもしますが、そこはご了承ください。
公式カードリスト
思ったより使われなかったカード
フルスポ時点での私の予想より使用率が低かったもの
ゴブリンの戦親分
血染めの月系デッキではそこそこ採用されているけど……8ラブルみたいなデッキが出てくると思ったけどそんなことは無かった。
ゴブリンのクレーター掘り
そろそろゴブリンデッキが勝てるようになると思ったけど……まだまだ無理な様子。
イオン化&発展+発破
青赤系に入るんじゃね? と予想したけど全然でした。やっぱ重いかぁ。
漂流自我
青黒系コントロールが増えそうな気がしたけどそんなことなかった。
ちなみに、私の発売前フルスポイラー感想記事はこちら
よく使われているカード
任務説明
LOデッキの新たなる定番として今日も書庫の罠を再利用している。なるほどなぁ、って感じ。
弾けるドレイク
カジュアル専用かと思えばmo5-0レベルなら意外に使われている。やっぱ墓地対策が効かないのは強いっすなぁ……
暗殺者の戦利品
ラヴニカのギルド最注目! BG系超強化! モダン環境に激震! ……というほどではなかった。予想通りBG系の新たなる定番除去として使用率は高いんだけど、急にBGが勝ちまくるようにはなってない。モダン環境に与えた影響は予想よりずっと小さいと思う。期待値が高すぎただけで十分強いカードではある。
秋の騎士
スポイラー時点の前評判通り、緑白系のサイドとして堅実に活躍中。まぁ便利なことしか書いてない。そりゃ使われますわ。
這い寄る恐怖
今回の完全に見過ごしてた枠その1。ドレッジを超強化した。発掘回してるだけで0マナ3点ドレインは強かった……1試合中に6点ぐらいは平気で吸ってくるやばいカード。でもプロを含めてみんな完全にスルーしてた印象。カードプールが広い下環境だと噛み合うデッキがあるもんすなぁ。
弧光のフェニックス
今回の完全に見過ごしてた枠その2。新しいアーキタイプ、フェニックス系デッキが爆誕。フルスポイラー時点ではみんなカスレア判定で低価格。私も「3回唱えるとなると3ターン目以降か。復讐蔦みたいに0マナカードで条件達成もできないし?」と思っていたが節穴でしたわ……やっぱマナコスト踏み倒しクリーチャーは強いんすね。
魔力変、はらわた撃ちなどの実質0マナスペルをわざわざ使う価値がある攻撃力。最速2ターン目、そうでなくても3ターン目には安定してすっ飛んでくる。複数出てくるとライフが一瞬で0に。墓地対策されても何とか手札からキャストできる重さで、4マナ3/2飛行速攻の時点でそこまで悪くないのも偉い。
こいつを中心とした青赤フェニックスはmo5-0常連レベルどころかGPトップ8に食い込むほどの強さ。一時の流行ではなくモダンに定着したと言えるでしょ。
環境的には這い寄る恐怖によるドレッジの強化と、フェニックス系デッキの登場が大きな変化。両方とも墓地利用デッキであり墓地対策カードの利用率もかなり上昇。これまたモダンに多くの影響があったセット。
事前予想では暗殺者の戦利品でBG系が増えると思われたけど、ドレッジともフェニックス系とも別に相性良くないし墓地対策に巻き込まれやすいしでむしろ逆風とすら言えそう。スポイラーの段階で未来を見抜くのは難しいと改めて実感……
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