2018年4月27日発売の「ドミナリア」。どんなカードが使われているか、モダン環境に与えた影響について書いていきます。
カジュアルまで含めるとカオスになるので、基本的にガチの競技環境についてのみ言及。なお環境については2018年9月7日現在を前提に書いています。年月が進むとカードの使用率が変わったりもしますが、そこはご了承ください。
公式カードリスト
豊潤の声、シャライ
採用デッキ:緑白カウンターカンパニーなど
メインに1枚採用で、必要になった時に召喚の調べで場に出す。インスタントタイミングで出せる全体呪禁の効果は大きく、自分のコンボを守る&本体狙いの即死コンボを不発にする、の両方が可能で便利。1枚だけの採用とはいえ大きな強化と言えそう。
魔術師の稲妻
採用デッキ:青赤ウィザード
新しいデッキ「青赤ウィザード」を誕生させた。このデッキでは実質的に稲妻であり非常に強く、メインに4枚採用。現状では環境上位のデッキとは言えないが、今後さらなるウィザードの追加で強化される可能性があるわけで、その受け皿となるデッキを成立させた影響は無視できないと思う。ちなみに魔術師の反駁のほうはあまり使われていない。
ゴブリンの戦長&スカークの探鉱者
採用デッキ:ゴブリン
ダブル再録でゴブリンデッキを大幅強化。2枚ともデッキの動きを滑らかにしてくれて、もっさり感を減らしてくれる。それでもドミナリア発売直後は使われていなかったが、基本セット2019でゴブリンがさらなる強化を受けると共に存在感を増している。今後さらにゴブリンデッキが強化されていけば使用率も上がるはず。
ドミナリアの英雄、テフェリー
採用デッキ:青白コントロール、ジェスカイコントロール
2種類のデッキを大幅強化。もともと環境上位のデッキだったが、さらに地位を押し上げた。メインに2~3枚採用。+で除去・カウンターを構えながら展開できるため隙が小さい。
減衰球
採用デッキ:色んなデッキのサイド
トロン・青赤ストームへの優秀なサイドカード。無色なのがすごく偉い! 特に血染めの月が使えなかった赤くないデッキでトロン対策として多く採用されている。しかし、トロン・青赤ストームの両方とも置物に対策できてしまうのでそこまで数を減らしていない印象。刺さるのは間違いないのだが……さすが環境最上位デッキは地力が半端じゃない様子。
全体を見ると、1番大きな影響を与えたカードはドミナリアの英雄、テフェリーでしょう。そして、1番大きな環境的変化は青白系コントールの増加。
次のセット:基本セット2019
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