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キキヴァニ、コンボ重視にすべき? ビート重視? 【モダン調整記4】

ヴァニファール調整記第4回。今回は2部構成でお送りします。前半は調整結果、後半は他の人がコンペ5-0したリストを見た感想と分析。

というわけで現在のリストはこちら。赤文字は前回から増量追加、青地は減少。

クリーチャー(31)
4 極楽鳥/ /Birds of Paradise
4 貴族の教主/Noble Hierarch
4 絡み根の霊/Strangleroot Geist
2 漁る軟泥/Scavenging Ooze
1 瘡蓋族の狂戦士/Scab-Clan Berserker
 月の大魔術師/Magus of the Moon
3 鉄葉のチャンピオン/Steel Leaf Champion
3 跳ねる混成体/Bounding Krasis
2 水跳ねの海馬/Breaching Hippocamp
1 狩猟の統率者、スーラク/Surrak, the Hunt Caller
3 主席議ヴァニファール/Prime Speaker Vannifar
2 鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker

ソーサリー(7)
 孵化+不和//Incubation+Incongruity
4 異界の進化/Eldritch Evolution

土地(22)
4 霧深い雨林/Misty Rainforest
4 繁殖池/Breeding Pool
4 銅線の地溝/Copperline Gorge
2 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
7 森/forest
1 島/Island

サイド(15)
2 再利用の賢者/Reclamation Sage
4 台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks
 ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker
2 漁る軟泥/Scavenging Ooze
 瘡蓋族の狂戦士/Scab-Clan Berserker
2 イゼットの静電術師/Izzet Staticaster

 

一番大きい変更は土地基盤。植物の聖域(緑青ファスト)4枚を銅線の地溝(緑赤ファスト)4枚に変更。赤マナソースが増えました。またサイドにイゼットの静電術師を採用。

とりあえず、このリストで10戦やってみました。

対戦相手 勝敗 ゲームカウント
赤白不朽の理想 × 1-2
ヴァラクート 2-0
ドレッジ × 1-2
青赤t白コントロール 2-1
赤単昇天ホロウワン 2-1
感染 × 0-2
白緑オーラ × 1-2
青緑ヴァニファール? 2-0
緑単信心、稲妻のすねあて × 0-2
土地0コンボ 2-0

5勝5敗! ……なのはいいけど、対戦相手にアイディアデッキが多すぎて反応に困りますね(笑) やっぱモダンは良いですよ~、おもしろギミックがたくさん! 飽きませんわぁ。

しかし、調整という観点から見るとトナプラでもローグが多すぎ。まぁ私のヴァニファール自体がローグですけど。ともかくメタ上位デッキと安定して戦うにはリーグに潜る必要性があると実感しました。自分なりのリストが完成したら練習拠点をリーグに移さないと。

内容的には赤マナソースが増加して瘡蓋族の狂戦士&月の大魔術師&キキジキが安定度アップ。青が足りないシーンは無かったので、青マナ源が減ったのは問題なし。

またイゼットの静電術師は良い感触。赤単ホロウワン戦では若き紅蓮術師とトークンを射殺しまくって勝利に貢献してくれました。サーチから持ってこれる妨害手段は重要ですね!

全体的に狙い通りの結果が出て調整には満足してます。サイドもだいたい必要なカードがそろった雰囲気。

ただし、もうちょっと赤マナソース増やしたい気がしなくもない。しかし、そうなると問題になってくるのが鉄葉のチャンピオン・月の大魔術師の関係

自分から積極的に月ハメしていく以上、特殊土地が山になるパターンが多め。そうなると森を多めに採用してないと鉄葉キャストに必要な緑緑緑が用意できなくて……難しいところ。

と、こんなことを考えているとmoコンペリーグ5-0リストにヴァニファールが載っているじゃないですか! 正直、先を越されて残念な気持ちもあります。だけど、冷静に考えると私ごときがヴァニファール使い1番乗りできるはずないんでね。ただの誇大妄想が終わっただけです(魂の目覚め/Rousing of Souls)。

むしろヴァニファールの可能性が証明されたわけで嬉しいニュース

2種類の主席議長ヴァニファールデッキがmo5-0! (2019年1月25日)
新しいデッキが登場していたので紹介します。連続サーチから即死! デッキリストは両方ともより スポイラー公開直後から注目を集めていた主席議長ヴァニファール。 近い性能を持つ出産の殻はモダンで禁止指定されるほど...

さて、リストを見てみると2つのリストに共通する特徴が。その中には予想通りの部分と意外な部分の2種類がありました。同じヴァニファール使用者として少し考えてみます。

予想通りだった部分

キキジキと組み合わせている

やはり、サーチ目標はキキジキが良い様子。

3ターンコンボを狙っていない

一応、ヴァニファールに速攻を付ければ3キルも理論上はできます。しかし、どちらのリストも狙ってません(一応4c型のほうは山賊の頭の間から3キル可能)。必要なパーツが多くて成立確率が低くすぎる、無理に3キルコンボデッキにするより安定感のある構成にすべき。私が感じていたことは間違っていないようです。

1ターン目マナクリ+速攻付与+ヴァニファールがそろわないとスタートできないし、開始した後でも除去1発で終わりますからねぇ。3キルコンボなら青赤ストームとかのほうが圧倒的に完成度が高い。ヴァニファールの強みはそこじゃないはず。

予想外だった部分

・ヴァニファールを4積み

私の感覚では重ね引きすると弱いので3枚が良いと思ってましたが……?

・スクリブのレインジャーを採用

素のスペックが低いので私としては微妙に見えていました。しかし、確かに1マナクリーチャーを起点に即死まで持っていけるのは強いか……そのうち試してみる必要がありそうです。

・ビートダウンを重視してない?

2つのリストを見た最初の印象は「殴り合いには弱そう」だったんですよね。今私が使っているリストは鉄葉のチャンピオン狩猟の統率者、スーラクが計4枚。こいつらは5/4の大型ボディでありアタックでもブロックでも優秀。さらに絡み根の霊も4枚、速攻と不死でこれまた攻守で便利。

しかし、5-0したリストには出しやすいマナ域の大型クリーチャーが入ってない印象。タルモゴイフとかアンコウを出されたら苦しそうに見えるけど……?

以上の私が予想外だった部分を総合してみると「3キルは狙ってないがコンボ重視。基本はコンボで勝つ、ビートダウンはサブプラン」という印象。私はビートダウンを重視して調整してきましたが、大きなズレがあるようです。

そうなると鉄葉を解雇してもいいのかも? こいつがいなくなると緑緑緑の縛りが無くなりマナベースに余裕が出ます。一考の余地あり。

まぁ、5-0したリストをそのままコピーするのも味気ないですし、そもそも資産的に全然コピーできない! フェッチとショックランドは気軽に買えない値段……

というわけで自分なりのペースで調整を続けていきます。次回は読者さまからコメントでおすすめしていただいた野生の律動を入れる予定。ヴァニファールに速攻を付けられるのは良さそう、とりあえず一試合試したら非常に良い感触。アドバイスをいただけてありがたいです。

それにしても野生の律動ってアンコモンなんですよね……! てっきりレアだと思ってました。「レアか、残りのチケットじゃ足り無さそう。また課金しないと。」なんて思ってたら驚きの1枚0.04チケ。安ぅい!

クリーチャーが打ち消されなくなるに加えて、速攻または+1カウンター。この性能でアンコってすごくないですか? クリーチャー周りのカードはじわじわと性能インフレが続いてるような……

みんなの感想

  1. 匿名 より:

    ビートプランの強化であれば聖遺+不屈の追跡者セットはどうでしょう
    聖遺の起動で追跡者のサイズアップができますし、各種アンタップクリーチャーと聖遺の相性もいいです(4Cリストの山賊の頭の間サーチも面白そうですね)
    ただ色が増える分、月ハメやキキジキ素出しが難しくなるので今のコンセプトからは外れてしまいそうなのが難点ですね

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